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初夏のようなゴールデンウィーク。
また実家にもどって、
春休みよりもすこし強くなった日差しと
生い茂る草木の香りがする風を感じる。

春休みにまいた種からはつか大根ができていたのを収穫したり、
近所にいつの間にかできていたサインクリングコースを走行してみたり。

いわゆる雑草のモサモサ生えているところに矢車菊が満開で、
まだ春色グリーンの草と爽やかなブルーがとてもきれいだった。

満月もきれいだったな。
夜の空気は夜のにおいがするって思い出した。


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ただいま発売中の『小説現代5月号』にて
雪舟えまさんの小説『幸せになりやがれ』に挿絵を描いています。

2月号に掲載された『水灯利と縦』の続編…というか、
全く別の話なのですが、なんとなくつながっているストーリーとストーリー。
前回は過去が舞台でしたが、今回は未来が舞台。
レトロな風景なのに、どこかクールな雰囲気があった前作、
未来の物語なのに、風や木々や雪や、風景の息づかいが聞こえそうな今作。

『幸せになりやがれ』は二人の青年の物語です。

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何を描こうか迷って、ラフをいくつも描いて、結果、最後に描いたのが扉になりました。
男性を描くのはめずらしいのですが、自分では気に入っています。


このお話、また続編がでないかしら。
もっともっと読んでみたい。

5月号、ずっしりと読み応えがありそう。網中いづるさんのピンクの表紙が目印です。


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先日、絵本作家のあべ弘士さんの講演会を聞きに出かけました。
『あらしのよるに』シリーズが大好きでせっせと読んでいる息子を連れて。
同じように絵本を読んでいる子ども達なのか、会場は幼児とお母さん・お父さんでいっぱい。

あべさんは長年旭山動物園の飼育員をされていたので、
そこでの動物たちのお話。
「ゾウの鼻は上唇なんだ」とか、その鼻で器用にものを食べる食べ方、
「ゾウにも性格があってね…。」二匹の対照的なゾウにいろいろな食べ物をあげてみたときの反応。
「旭川というのはとっても寒いところなんだよ、朝の温度で学校が休みになったりするんだ。」

暖かみのある静かなお話のされ方なのに、面白くて、
息子はゲラゲラ笑って椅子からずり落ちそうになるほど。
講演開始直前まで会場で寝ていた人とは思えないほど、夢中で聞き入っておりました。

それから、うさぎ、さる、ぞう、の描き方を教えてもらいました。
最初はみんな思い思いに描いて、それをあべさんが見てまわって、
「ん〜。ウサギの二つの耳ってね、正面から見るとけっこうくっついてるんだよ。」
「目はね、真横、飛び出してるの。だから敵がくるのも後ろまで見えるんだ。」
ちなみに野うさぎの耳の先は黒いんですって。ピカ○ュウみたいだけど。
写真は、レクチャーを受けて描いた私の絵。

ほかにも、
「猿の鼻の穴は下を向いてるから見えないんだな。」
「さるは眉毛ないよな。」
と、シンプルに描かれたあべさんの絵が、動物の本当の姿をよく知っているからこそ
あれほどに生き生きとしているのだな、とあらためて実感。

最後は、ご自身の絵本を読み聞かせくださり、それもまた子ども達は大笑い。
楽しい午後をすごせました。
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子どもがセレクトした本の中から、気になるものは私も読んでみることに。

借りてきたのは(…これは覚え書き。)
『かいけつゾロリ イシシ・ノシシ大ピンチ』(原ゆたか・作)
『かいけつゾロリのきょうふのカーニバル』(原ゆたか・作)
『かいけつゾロリの大かいじゅう』(原ゆたか・作)
『かいけつゾロリのきょうふの大ジャンプ』(原ゆたか・作)
『かいけつゾロリ ちきゅうさいごの日』(原ゆたか・作)
『はろるどのふじぎなぼうけん』(クロケット・ジョンソン作 / 岸田衿子・訳)
『はろるど まほうのくにへ』(クロケット・ジョンソン作 / 岸田衿子・訳)
『ひとりぼっちのガブ』(きむらゆういち・作 /あべ弘士・絵)
『ごちそうがいっぱい』(きむらゆういち・作 /あべ弘士・絵)

このなかで読んでみたのは『ひとりぼっちのガブ』。
これと『ごちそうがいっぱい』は「あらしのよるに」シリーズのスペシャル版絵本。
オオカミの「ガブ」がヤギの「メイ」に出会う前、子どもの頃のお話です。
オオカミなのに優しい「ガブ」のルーツがわかる。
短い絵本仕立ての物語でありながら、優しさ、寂しさ、孤独、温かさ、といったものを
豊かに感じることができて、読み終わった後は、心のストレッチをしたよう。
子どもが一人で読んで、じっと考えたりするのにはいい時間が持てそうな気がします。
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# by ayako-iwagami | 2015-04-09 12:00 | こどもの本。
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小学生の春休みは2週間弱。
宿題のない解放感とひとつ上の学年に上がる前の高揚感は春の芽吹きに似ているのかもしれない。

春休みの前半は私の地元に帰省することにした。
実家の庭とその周辺は生活の中で季節を感じるのにはちょうどお手頃な田舎感がある。
庭にはほとんど使っていないちいさな畑もある。
ところが、冬休みには寒すぎて、夏休みには暑すぎて、
なかなかその田舎感を満喫することができない残念な帰省が続いていた。
だから今回は、ただただ、外に出て春を感じることを目的とした里がえり。

朝起きて外に出て、お日様を浴びて。
虫を追いかけてみたり、土を掘り返してみたり。
路傍の花をのそきこんでみたり、空高く飛ぶ鳥の姿を眺めてみたり。
車なしでは生活できないところで、ひたすら風を切って自転車移動してみたり。
特別なイベントはないけれど、簡単なようで普段なかなかできない、
ただ日々の暮らしの中にある季節の香りのようなものを、息子に感じてほしかった。
畑仕事のまねごとをして、種もまいてみた。

ほんの数日だったけれど、そのあいだずっとお天気がよくて、
私たちも光合成ができるんじゃないかと思うくらい、よくお日様を浴びた。
新年度に向けて、たくさん光をたくわえた。

余った種を自宅に持ち帰って、小さな器にすこしずつまいてみたのが、
昨日、ちいさな芽を出した。
実家からも「畑に芽が出たよ」のメール。

明日からひとつ上の学年。
特別なことはなくていいから、すこしずつ育ってほしい、なんて思う
新年度のスタート。
元気になった。
光をたくわえて芽吹きをしたかったのは私自身だったのかもしれない。

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ひさかたぶりのブログ更新。
私の体調が悪かった訳ではなくて、PCのデータが飛んだので復旧作業やらなにやら。。。
あとはぼんやりとつれづれなるままに考え事をしつつ、過ごしておりました。

子どもの本も一回分は写真も撮り忘れたので、ひさしぶり。
でもiphoneも新しくしたから写真も撮りやすくなったかも。
今回は息子が自分で選んでおります。
だから私のブログに載せるのもどうしたもんだか考えるところではあるのですが…。

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『ぼうしの上にまたぼうし』
(ローラ・ゲリンジャー文 / アーノルド・ローベル絵)
がまくんとかえるくんが登場する「ふたりはいつも」は国語の教科書にも載っていて、
自宅にも本があり、気に入って学級文庫用に持っていったりしていたのです。
でもそれと同じアーノルド・ローベルだなんて、息子はもちろん気づいちゃいないだろう。。。
でも何かしら「におい」のようなものを感じたのかしら。
たぶんキテレツなタイトルに惹かれたんだろうな。


『かいけつゾロリ・はなよめとゾロリじょう』
『かいけつゾロリ・つかまる!!』
(原ゆたか・作)
ゾロリさえ与えておけば間違いなしの安定感。
絵がいっぱい。ページのよって、漫画のようなところがあったり、絵地図だったり、図鑑調だったり、
とにかく作者の工夫が満載で付録までついている。
その多様な構成が、以前の息子には読みづらかったこともあるのですが、今ではすっかり楽しんでいます。
「ここおもしろいから読んでみて!」と見せられた箇所に、思わずくすっと大人も笑ってしまう。
原ゆたかさん、ありがとう。


『まんげつのよるに』
(きむらゆういち・作 / あべ弘士・絵)
「あらしのよるに」シリーズの7冊目。シリーズとしてはこれで完結のようです。
おおかみのガブとやぎのメイにすっかり親しんでしまった男児。
別れがたい思いは次に続く…。


『だれもしらないヒーロー』
『メイはなんにもこわくない』
(きむらゆういち・作 / あべ弘士・絵)
この二冊は「あらしのよるに」シリーズのスペシャル版絵本。
「あらしのよるに」よりも文字が少ないかな?横版で横書き。絵本らしい絵本。
あべさんのペインティングの絵が好きなので今回の三冊は私もお気に入り。
ガブとメイからまだまだ離れられない息子は図書館の検索機でシリーズの在処を懸命に探していました。
まだもう数冊あるらしい。
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# by ayako-iwagami | 2015-03-23 14:46 | こどもの本。
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『ほらばなし』寺村輝夫・作 ヒサクニヒコ・絵

『コアラタクシー』斉藤洋・作 森田みちよ・絵

『ぺんぎんたんけんたい』斉藤洋・作 高畠純・絵

『ゆかいなバジルいえをたてる』ピーター・ファーミン・作

『トリッポンのこねこ』萩尾望都・作 こみねゆら・絵

『どしゃぶりのひに』きむらゆういち・作 あべ弘士・絵

『モンスターホテルでパーティーだ』柏葉幸子・作 高畠純・絵

『モンスターホテルでおどりましょう』柏葉幸子・作 高畠純・絵

『ジャングルめがね』筒井康隆・作 にしむらあきこ・絵



どうしてもシリーズ物が目につくので、多くなるセレクト。
でもなかなかお気に召さない。
そんな中で彼のお気に入りは「あらしのよるにシリーズ」。『どしゃぶりのひに』はシリーズ5冊目。
これは学校で時々、先生が読んでくれていて、
普段はにぎやかな教室も子どもたちはじっと耳を澄ませて聞き入っていました。
ほとんどがオオカミとヤギとの会話で、大きな場面転換もないところが、
子どもたちには聞きやすいのかもしれません。


それから、今回は作者でセレクトした『トリッポンのこねこ』と『ジャングルめがね』。
私は読んでいないけれど、『ジャングルめがね』は面白かったと息子が話していました。
読んでみれば良かったな。
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# by ayako-iwagami | 2015-02-17 12:00 | こどもの本。
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「水仙」がテーマの「花に聞くvol.11」展、無事に終了いたしました。
ご来場いただきました皆さま、気にかけてくださった皆さま、
どうもありがとうございました。

20名のイラストレーターの描く「水仙」が咲き乱れたギャラリーは
春の訪れを心待ちにするような温かい雰囲気がありました。

昨年は鉛筆、色鉛筆の線画をよく描いていましたが、
今回は面の色合わせがしたくなって、久しぶりにアクリルガッシュでぺったりと塗ることに。
とっても気持ちよい時間でした。

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以下は、展示キャプションにつけた、タイトルとコメントです。
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『香りを一輪』
若かったころ、生け花のお稽古で水仙の伝統的な型を生けるのが好きでした。
その行程は実のところかなりハードで、茎も葉もこれでもかというほどに
つぶしたり引っ張ったりしながら型を作り上げていくのですが、
意外なことに水仙は、細い首から可憐な花を微かに揺らしながら咲くさまとは裏腹に、
とても丈夫なのです。
それだけの手を加えてもなお、水を吸い上げるその生命力と香りに凛とした強さを感じます。
今回は、そんな強さをも秘めたあの香りを表現したいと思い、描きました。
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そう、私は16歳から12年間ほど華道を習っていました。
決してまじめとは言えなかったと思いますが、お稽古の時間は好きで、
先生もずいぶんと目をかけてくださいました。
そのころは絵も描いていませんでしたから、私にとって長らく
「創る」とか「表現する」ということは花材を扱うことでありました。

時おり、絵を見たかたに「間の取り方が変わってる」とか「構図が独特」と言われることがあります。
良いのか悪いのかは分かりませんが、変わっているのはおそらく
花を生ける時の「間」や「空間」の感覚が残っているのかもしれない、と考えたりしています。
かといって、今、上手く生けられるかと言えばすっかり忘れてしまったのですけれど…。
とはいえ、生け方だけでなく、先生からも先輩の方々からも様々なことを教えていただいた時間は
いまでも心に残っています。

そんなことを思いながら、今回は花鋏(はなばさみ)を持ち出して描いてみました。
この冷たさと重み、黒さとカチンという音の潔さに触れると、背筋の伸びる思いがするのです。
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年末ほどは読書が進まなくなってきた今日この頃。
このままフェードアウトしていくのだろうか。
相変わらず読んでもらうのは好きな小2男児。
以下は自力で読んだ本。


『かいけつゾロリたべられる!!』(原ゆたか・作)

『かいけつゾロリ カレーVSちょうのうりょく』(原ゆたか・作)

『シップ船長とイルカのイットちゃん』(かどのえいこ・作)

『きりのなかで』(木村ゆういち・作  あべ弘士・絵)

『あひるのバーバちゃん』(神沢利子・作 山脇百合子・絵)

『ベントリー・ビーバーのものがたり』(マージョリー・W・シャーマット)

『コアラしんぶん』(斉藤洋・作)

『ゆかいなバジルくんしょうをもらう』(ピーター・ファーミン)

『モンスターホテルでおばけバラ』(柏葉幸子・作 高畠純・絵)

『てんぐのはなし』(寺村輝夫・文)
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# by ayako-iwagami | 2015-02-02 12:00 | こどもの本。
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来月は冬らしい企画展に参加します。
テーマは「水仙」。20名のイラストレーターがそれぞれ1点ずつ、水仙を描きます。
OPAギャラリーさんの『花に聞く』シリーズは毎年ひらかれている企画展で、
開催の季節によってお題の花が毎年変わります。

これまでの展示も拝見していましたが、参加は今年が初めて。
最近は線画も多く描いていましたが、今回展示では久しぶりに
アクリルガッシュでぺったり塗っています。

同じ花がテーマでも、描き手のイメージによって表現は様々。
DMのイラストは溝渕美穂さん。
バラエティに富んでいて、見応えがありますよ。
ぜひお近くにお越しの際にはお立ち寄りくださいませ。

参加者が多いので、オープニングパーティー以外では
それほどずっと在廊する予定ではないのですが、ご連絡いただければ在廊するようにいたします。
在廊日はTwitterで告知するようにもいたします。

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「花に聞く vol.11 水仙」
2015年2月6日(金)ー11日(水)
11時〜19時(最終日は17時まで)

出展作家>>
愛川 空 青木賢吾 今井有美 いわがみ綾子 老沼果帆子 大西 洋
奥田あきこ 長田結花 きくちまる子 北原明日香 上坂じゅりこ 佐々木一澄
永島壮矢 中島梨絵 林けいか 松岡芽ぶき 三浦由美子 溝渕美穂 保光敏将 わたべめぐみ

OPAgallery
表参道駅A2A3出口徒歩5分
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