なんだかずるずると
衣替えもままならないうちに、10月下旬。
この間あった友人が、
ふわっと柔らかそうな、空色のニットを着ていて、季節に気付く。
ちょっぴり考えごとをしているような空、の色。
夜、暗い中を外に出たら、
鼻のあたりで、ヒヤリととする。
頬と耳のあいだくらいが切なく、ツンとする。
胸の奥のような、そこではないどこかのような場所が、ジワリとする。
その夜の寒さで
何年前の秋の夜のことを、思い出しているのだろうと
気付いたのは、ほんのすこし後。
温度、音、香り、触感、まぶしさ、暗さ。
その感覚が覚えていることがある。
この時何があったとか、どう思ったとか、そんな言葉を通過せずに、
五感と心が直接つながっていると感じること。
きっとそれが、もう理由なんて分からない
心の条件反射みたいな記憶になって、
そのこころの揺らぎを積み重ねながら、日々暮らしているのだろうな。
その積もったものは、きっと大切にしようと思った。
衣替えもままならないうちに、10月下旬。
この間あった友人が、
ふわっと柔らかそうな、空色のニットを着ていて、季節に気付く。
ちょっぴり考えごとをしているような空、の色。
夜、暗い中を外に出たら、
鼻のあたりで、ヒヤリととする。
頬と耳のあいだくらいが切なく、ツンとする。
胸の奥のような、そこではないどこかのような場所が、ジワリとする。
その夜の寒さで
何年前の秋の夜のことを、思い出しているのだろうと
気付いたのは、ほんのすこし後。
温度、音、香り、触感、まぶしさ、暗さ。
その感覚が覚えていることがある。
この時何があったとか、どう思ったとか、そんな言葉を通過せずに、
五感と心が直接つながっていると感じること。
きっとそれが、もう理由なんて分からない
心の条件反射みたいな記憶になって、
そのこころの揺らぎを積み重ねながら、日々暮らしているのだろうな。
その積もったものは、きっと大切にしようと思った。
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by ayako-iwagami
| 2005-10-26 13:12
| 日々の記し-ひびのしるし-