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<   2006年 02月 ( 4 )   > この月の画像一覧

日常に見かける、いろんなイラストレーションを見ていて、
人でも、動物でも、植物でも、静物でも、
描いてあるものが、なんだか記号のように見えることが、わりとある。

記号は記号で、その美しさはどこまでもあると思うけれど、
私は絵に描かれているものは、たとえ静物であれ
記号のように見えるものは好きでない。
決まった形状、決まったデフォルメ。
これが笑顔、これが悲しい顔、といった決まった表情。
サンプルをいろいろ張り付けて、出来上がっているような。

と、気づいたら、
自分の絵も記号になっているような気もして、
いまさらながら、悩みはじめた。
うんうんうなってみる。

願わくば、
自分の描く絵からは
五感+第六感で感じる何かがあるといいと思う。
香り、音、味、明暗、触感、感情などなど。。。

自分が普段から感じていないと出来ないんだろうな。
そのために感性をおおう皮膚を薄くしておきたいと思った。

精進、あるのみ。ふう。
先日、東京駅ステーションギャラリーの『前川國男建築展』にいってきた。

建築の専門知識はないから
それなりの見方になっていたとは思うけど
ずいぶん時間をかけて見て回れたと思う。

なかでも
その内容はよく分からないものの
手描きの図面からはある種の温度のようなものが伝わってくる。

図面自体は作品じゃないし、
ツールとしてコンピューターを使うのにも利がある。
もちろん、データとしての図面を作ることと
手描きで図面を描くことが、
モノ作りへの思い、技量などを測る指標にはならないだろう。

それは重々承知した上で、
それでも手描き図面の一本一本の線を見ていると
得体の知れない何かが備わっているような気がしてならない。

なんなのか。
それを簡単に「愛」なんていってしまったら
私はコンピューターがすこぶる苦手なアナログさんですよーと
開きなおってるようなものかしら?


ちなみに東京駅ステーションギャラリーはこの展示をもって
一時休館するらしいです。
2011年にリニューアルオープンとか。
以前は展示室内もレンガで床も木でなくて
赤じゅうたんだった気がするのだけれど、ちがったかしら?
今回壁は白いクロス張りでした。
レンガの風情が好きなギャラリーなので、
リニューアルしてもあのレトロ感が残ればいいなあ。
映画『シルヴィア』をDVDで見た。
公開時から気になっていたのは、衣装が素敵そうだったから。
50年代のイギリス、アメリカファッション!
そんな、かなり軽い気持ちで見たのだけれど...。


苦しかった。
怖かった。
ちなみにこの映画は
サスペンスでもスリラーでもありません。
ひとりの女流詩人の人生の話。
詩作、恋、結婚、そして...。


映画としてどうとかの感想ではなくて
ただ、ただ、このシルヴィアの状況が
私にとっては、ひどく苦しい。
苦しいけれど見なくちゃいけない。
見えないふりをしていたものを
見せられたような。

息がつまりそうに苦しい。
怖い。
翌日、街を歩いていても悲しくて涙が出そうになるほど、
心になにかをくらった感じ。

この感覚ははるか昔、『山月記』を読んだ時以来。
読むのが怖いのだけど、向き合わないわけにはいかない、
自分を見据えるための特別な物語。
長年かかって、ずいぶんと折り合いが付いてきたと思うけど。

このシルヴィアとも、きっと自分の中で丁寧に向き合うしかないんだろうな。
人生にはその時々でふさわしい出会いがあるのだと思う。
たぶんこれもそんな私にとってのタイムリーな課題なんだろう。

なんて。
暗い感想。あくまでも主人公シルヴィアに対する気持ちね。
映画自体がどうってことではなくて。

さて、当初の目的だった映画のファッションは衣装担当が
『エデンより彼方に』と同じだそうで、なんだか納得。
『エデン〜』はカラフルだったけれど
『シルヴィア』は画面全体がグリーン基調。
その印象とストーリーを考えると、やっぱり映画ファッションは面白いなと思う。
本日は久しぶりに大雨。
小雨なら傘はささない派なのだけれど
さすがに今日は傘をさして買い物に。

雨の日によく起ること。
お店の入り口にある、傘を入れるビニール袋。
これに傘を入れてお買い物してると
かなりの確率で、お店を出る時には傘から外れてなくなってる。
みんなそうなのかと思っていたら、
友人に「そんなことないですよ」って笑いながら言われたから、
多数派ではないらしい。
そりゃそうだ。
みんな外れてたら、雨の日の店内はビニール袋があちこちに落ちて、
だったら配らないほうがいいだろう、ってことになるのだろうから。

きっと私は、デパートなんかでうろうろしてる時に
傘から袋を引きずって歩いてるんだろう。
ちょっと気取ってるときにそんな格好だったら恥ずかしいなあ。
とにかく。私は袋が外れることが、極めて多い。

そして、傘そのものもなくしてしまうことも非常に多い。
これは雨が降っていない時、電車やお店に忘れてしまうのだ。
気に入って買った傘を、一度も使わないうちになくしたこともある。
上野駅の遺失物係まで探しにいったこともある。
大変なので、あまり思い入れのない傘を使うことにしたら
今度はちっともなくさない。もう何年も何の変哲もない傘を使ってる。
そろそろお気に入りの傘を探したいな、と思うのだけれど
またなくしものをしそうで怖い。

もっと、傘とうまくやっていきたいなと思うのである。