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なんだかずるずると
衣替えもままならないうちに、10月下旬。
この間あった友人が、
ふわっと柔らかそうな、空色のニットを着ていて、季節に気付く。
ちょっぴり考えごとをしているような空、の色。

夜、暗い中を外に出たら、
鼻のあたりで、ヒヤリととする。
頬と耳のあいだくらいが切なく、ツンとする。
胸の奥のような、そこではないどこかのような場所が、ジワリとする。

その夜の寒さで
何年前の秋の夜のことを、思い出しているのだろうと
気付いたのは、ほんのすこし後。

温度、音、香り、触感、まぶしさ、暗さ。
その感覚が覚えていることがある。
この時何があったとか、どう思ったとか、そんな言葉を通過せずに、
五感と心が直接つながっていると感じること。

きっとそれが、もう理由なんて分からない
心の条件反射みたいな記憶になって、
そのこころの揺らぎを積み重ねながら、日々暮らしているのだろうな。

その積もったものは、きっと大切にしようと思った。
憧れる女性は多いけど、
素敵、と思うだけじゃなくて、
人として、自分もこうありたい、と思える女性像って。

筆頭にあげられるのは、ナウシカ。
風の谷の姫ねえさま。
小学生の時、彼女の強さ、優しさ、正義感に感激。
「こころの強さ」を初めて強く感じた出会いだったと思う。
永遠の理想像。

少し大きくなって、キャロライン・インガルス。
大草原の小さな家のお母さん。
あまり前面にはでないけれど、必ず温かい場所を用意していてくれる。
そしてそれを守るための強さを持っている。
やわらかいけど確実な強さ。
見えない強さ、に憧れる。

見えない強さと言えば、『風と共に去りぬ』でも、
スカーレットよりもメラニ−派。
強く憧れる、というのとは少し違うけど、メラニ−のほうが分かる。

ほかにも、長年お世話になっている華道の先生は
お話するたびに、気持ちの中に小さな花が咲くようなひととき。
この時間と気持ちこそがほんもの。


どうやら私の理想像には「強く」て「温かい」ことにポイントがあるよう。

ちなみに理想の男の子像は未来少年コナンです。
これはたぶんずっと変わらない..。
by ayako-iwagami | 2005-10-21 11:01
最近毎週MOTのミーティングに行くお宅には猫が2匹いる。
トラ猫チョコとポッチャリ猫ジャム。
どちらも男の子だけど、今日の夢ではチョコが女の子だった。
夢の話なので名前はナナとモモに変えよう。

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モモが家出した。
急にいなくなってしまった。
みんなで心配して探したけれど、見つからない。
どこに行っちゃったんだろう。
元気かな。
お腹を空かせていないかしら。

でもある日、とつぜん近所にモモがあらわれる。
一ああ!モモ!もどってきたんだね!
みんなで駆け寄ってみたら、首輪をつけてる。
それもなぜか二つ。
一モモ、誰かのおうちにいるの?
モモが教えてくれた。
クマガヤという土地に住む一家で可愛がられていること。
その家には子供が7人いること。
お父さんは軽くて素敵な靴を作っていること。

一モモ、幸せなんだね。
 でもどうして、家出なんてしたの?
 どうして、それでもどってきたの?
モモは何も言わない。
クマガヤに帰ろうと思っているようだ。
そこでモモを抱いてバスに乗る。
バスに揺られながら
いちばん後ろの席でなんだか迷っているモモ。
バックミラーでそれを見た運転手さんが
気をきかせてUターン。
ナナのいる、もとのおうちに連れてきてくれた。

一ただいま!モモが帰ってきたよ!
モモはもじもじしている。
みんなが、おかえりっ!て大よろこび。
でもモモはもじもじしている。
そこにナナがやってきた。
ツーンとすましてすわってる。ちょっとご機嫌ななめみたい。
それをみたら、
モモはやっぱりクマガヤに帰るよ、と言う。

一靴を作るお父さんは優しい?子供はみんないい子?
モモを抱いて細い並木道をあるいていく。
みんな優しいし、もう決めたよ、
って、ふわふわのモモが言ってる。

と、モモのヒゲがピクンと動いた。
大きな目でハッと後ろをうかがう。
同時に背後の植え込みからひとりの女が飛び出してきた。
細みで色が白く、ふわっと短い金色の髪。
手に、
小刀の刃のようなものをたくさん持って
今にも、こちらに投げ付けようと構えてる。

モモを離す。
モモは人を呼ぶためか
ひくい、弾力のある、素早い固まりになって路地に消えていく。

女が、
小刀を、投げた。

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ここで目が覚めた。はたして結末は!?
夢ですもの。不思議の世界です。
実際のチョコとジャムはいちゃいちゃ仲良し猫。

でも久しぶりにはっきりみた夢なので、絵本の素材にしてみようかしら。
今日は東京、地震がありました。

ちょうど私は今活動してるMOTの仲間と
代官山の西郷山公園でテントをはってその中でミーティング中。
そこに、ドスン!グラグラ〜!

地震ってずいぶん何度も経験してるけど
これまで、建物が揺れてる、床が揺れてるって感覚で。

でも、靴を脱いで、
芝生の上にじかに張ったテントのなかでペタンと座っていると
下からボコッって、地面が動くのが分かる。
ボコンッ!グワ〜ングワ〜ン!

地震ってほんと地が震えてるんだ!!
大地の力を体感した一瞬。

おおきい。
銀座クリエイションギャラリーG8で
ささめやゆきさんの個展「ブリキの舟に乗って」。

この日はささめやさん×和田誠さんのトークショウ。
仲間数人と拝聴にいく。

中でも、ささめやさんの
「真っ白な画面の前で悩み続けたら、
チューブから絵の具を直接画面に出して、画面の上で混ぜて塗る。
すると、そこになんらかのイメージができて
そこから絵が完成していく」
というお話が印象的。

ささめやさんの絵に惹かれる理由はたくさんあるけれど
ひとつは色。
まったく、私の個人的な感想だけれど、
なんだか夜を思わせる、静かな色。
赤やオレンジであっても、夜空の星を連想させるような明るさ。

それも、
「映画館やサーカスのような、暗いところから明るいところを見ているのが好き」
というお話を聞いてなんだか納得。


良く晴れた、秋の夜。
なんだか気持ちに明かりが灯る夜。
昼過ぎには出かける予定が、大幅に遅れて
おやつの時間をすぎたくらいに、家を出る。

表参道。

青山塾生とそのOBOGのグループ展をみてから
HBギャラリーまでコツコツと歩く。

網中いづるさんの個展「リボン」。
スウィートでやわらかい色。
でもタッチが潔い。
そのバランスがたまらなく、ここちよい。
感動。
夢想。

先日「素敵ですよ」と教えてもらったばかりの
Louleの甲斐みのりさんとの絵本「リボン」も購入。
「何か」をつくるって、いい。
イラストレーションとは直接関係ありませんが、
いま、元気な若いスタッフと一緒に取り組んでいる活動があります。
そのお知らせを。

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期間限定のミュージアムをオープンします。
その名も
「MOT: MUSEUM OF TRAVEL」

期間:2005年11月5日(土)〜27日(日)
場所:代官山ヒルサイドウエスト
「代官山インスタレーション2005」参加プロジェクトです。

テーマは「違った見方との出会い」。
旅や世界といったことをツールとして、
これまでとは別の見方や価値観などに出会うきっかけになれば。
そんな場所を作りたい。

モノや、ヒトや、あるいは自分とコミュニケーションをとりながら
様々なことに「出会う」場としてどんどん使ってもらいたい。

そんな「出会い」のヒントを、展示、イベント、ワークショップ
パーティ、ライブラリーなどなど多数用意してお待ちしてます。
(ただいま、奮って準備中!)
どうぞ御参加下さいませ。
詳しくはこちらhttp://mot05.exblog.jp
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つきましては、その展示で使う
海外旅行の写真を集めています(目標3000枚!)。
海外で撮った写真をお持ちの方、是非ご協力お願いいたします。
方法、詳細はこちら→http://mot05.exblog.jp/1091657/

ちなみに私はワークショップの企画、運営の担当。
詳しくはまた、後日発表します!
by ayako-iwagami | 2005-10-05 10:45 | お知らせ

久しぶりにホームページを更新。
galleryに4点、追加。
どうしても色が飛んでしまって見にくいのですが。

最近は比較的明るい色のものに挑戦。
気のむくままに描いてくと、ダークな色づかいになるので、
もう少し甘い感じの色もやりたくて。

10代の頃から、彩度の低い色が好きで、
洋服もかなり地味だったと思う。
でも、
そういえば最近は洋服でも、ピンクや芝生みたいなグリーンが気になるかも。

洋服でも、モノでも、花でも、鳥でも、映画でも
何でも色が気になる。
実体がよくわからなくても、色の記憶だけはかなり細かく残る。
感情も、人柄も、風景も
できれば色で例えたい。

きっと、「色」は私の暮らしの中の温度計のようなものなんだ。
いま本屋さんに並んでいる「ku:nel」の表紙、
長崎訓子さんの絵がすてき。
やっぱり、いい。

自分の気分の中で色んなことがごちゃごちゃになって、
しばらく「ku:nel」やそれに続くたくさんの白色系の本や雑誌に
近づかないようにしていたのですが。

「意地はってないで、もどっておいでよ。」
そう言われてる気に、なってしまう。

そうしようかな。
白色に染まるのも、そうでない色を選ぶのも、私。
大切なのは、自分の真ん中にあるもの。
そんな復帰の思いを込めて、長崎さんの表紙を家に持ち帰る。
ささいなことなのだけど、ちょっとした思い切りをつけてくれた。
そんな強さのある絵との嬉しい出会い。