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カテゴリ:お仕事のこと。( 52 )

【装画の仕事】

『花嫁は三度ベルを鳴らす』赤川次郎・作(実業之日本社)
デザイン:高柳雅人

表紙カバーを担当いたしました。
毎回さまざまな花嫁が登場するこのシリーズも30年以上も続いている大作です。
今回はヨーロッパが舞台になっています。

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【雑誌の仕事】
ただいま書店で並んでいる『anan2182号』にて
「江原啓之さんからの、未来への言葉 2020年、幸せのつかみ方。」で絵を描いています。
新年らしく、華やかに!
表紙は、嵐。
書店でお見かけの際にはぜひお手に取ってご覧下さい。

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【挿絵のお仕事】
KADOKAWAから発売中の「野生時代12月号」で赤川次郎さんの「天使と悪魔」シリーズ新連載がスタート。

扉絵を担当しています。

中学時代に私は吸血鬼シリーズ、妹は三毛猫ホームズを読んでました。
あの頃の私に教えてあげたい、将来こんなお仕事に恵まれるよって!

野生時代『天使と悪魔』_e0084542_23043339.jpg




[装画の仕事]
寺地はるな さんの新刊
『わたしの良い子』中央公論新社
で装画を担当しました。
デザインは鈴木久美さんです。

昔なつかしい児童書の大人向けといったイメージで、ということで背も扉もそんな雰囲気に。
打ち合わせから心踊るお仕事でした。
カバーを外した表紙も小花柄で素敵なんですよ。

子育ての話だけれど、そうでもない。独身の女性が妹の子を育てるなかで出会う想い。
寺地さんの小説に関わるのは3作目ですが、誰の中にもありそうな自分でもよく分からない引っかかりのようなものに、やさしい言葉で気づかされるという体験が毎回あります。

書店で見かけたらぜひ手にとってご覧ください。

『わたしの良い子』_e0084542_22512360.jpg


『夢をかなえる時間の使い方』_e0084542_14261756.jpg
『夢をかなえる時間の使い方』櫻井恵里子・著(大和書房)
で、表紙カバー、本文の飾り罫などのカットを描きました。

ディズニー社のノウハウを使ったこのような実用書ってずいぶんあるのですね。
書店にいくとコーナーになっていたりします。
今回はディズニーを思わせる雰囲気の絵を読者に合わせて大人っぽく描いています。
カバーのタイトルはゴールドでキラキラと。
新年度の始まるこの季節に、わくわくしながた手に取っていただきたい1冊です。





『プレジデントWOMAN』元気になる言葉_e0084542_19045964.jpg
この冬から一年間、プレジデント社の『プレジデントWOMAN』にて、
「元気になる言葉」のページの絵を担当しています。
暮れに発売された12月号から冬➡春➡夏➡秋と三ヶ月ごとに季節を感じる植物を描いていきますよ。

活き活きと活躍される女性たちへのインタビューや取材記事がたくさんな毎号の中から
元気になる言葉をピックアップして掲載されています。
巻頭にあって、目にしやすい、ぱっと元気になれる!ページです。

書店でぜひ手に取ってご覧下さい。










『エヴァの震える朝-15歳の少女が生き抜いたアウシュヴィッツ-』_e0084542_15494683.jpeg
『エヴァの震える朝-15歳の少女が生き抜いたアウシュヴィッツ-』
エヴァ・シュロス 著/吉田寿美 訳(朝日文庫)

装画を担当した文庫本が発売になりました。
背景の植物画を、寒い収容所で失うことのなかった高潔さのようなものを思いながら描きました。
モノクロの写真と合わせて上品なデザインにしてくださったのは鈴木久美さんです。
塗り画・写真・線画と三層になっています!

この本の帯には「アンネ・フランクの義姉が告白する、『アンネの日記』の続きの物語」。
著者のエヴァさんはアンネと同世代の女性で、少女時代アンネとは別の家族でしたが、
彼女らと同様、ユダヤ人として身を隠し、捕まり、収容所に入れられました。
アンネは収容所で亡くなりましたのでアンネの日記は隠れ家生活のものですが、このエヴァさんはその後収容所から生還します。
この著書は長年語ることの出来なかった戦時中の生活、収容所での出来事が綴られたものです。

このお正月、たまたま息子が義母から戦時中の話を聞いていました。
義母はちょうど今の息子と同じくらいの年で終戦を迎えたそうで、竹槍で戦う訓練をした話などを昔話のようにしていました。
昨今ではこのように体験者から話を伺える機会は減っていますが、
私が幼い頃は「おじいさんおばあさんから戦争の話を聞いてくる」という宿題が出たりしたものです。
話を聞きにいくと、いつもは調子よく強気でおしゃべりな祖母が、昔を語りながら
「本当はもう思い出したくない」といって涙ぐんでいたのを見て、話の内容以上に衝撃を受けたことを覚えています。
人の体験を聞くとは、そうゆうことだと思うのです。話し方、思い出す様子、それに伴う感情、そのひとつひとつを受け取ることになります。

ずっと語ることが出来なかったエヴァさんもこの著書のなかでは、
大人の自分が客観視しているようであったり、時には15歳の少女の思いになっていたり、感情が入れ混ざっているように受け取れます。
それでも本当につらい部分には触れることは出来なかったんじゃないか、そんなことを想わせられたドキュメンタリーです。

小学生から中学生の頃、アンネ関連の書籍が何冊も刊行されて書店に美しく並んでいました。
それをいくつも読んでいた私でしたが、収容所の生活についてはほとんど知ることがありませんでした。
私のように、かつてアンネの日記を読んで成長した大人たち、
またいま現在、当時のアンネやエヴァたちと同世代の少年少女たちにもぜひお勧めしたい1冊です。







[装画お仕事]

『ぼくとあいつと瀕死の彼女』カバー装画_e0084542_14395245.jpg
ポプラ社さんより発売になりました
『ぼくとあいつと瀕死の彼女』ジェス・アンドルーズ著/金原瑞人 訳
表紙カバーなどを担当しました。
デザインはbookwallさんです。

物語は高校生が主人公。白血病の同級生女子との交流を描いた作品ですが、うら悲しい雰囲気はなく、アメリカのTVドラマのような軽快な展開。映画化されたものは、サンダンス映画祭でグランプリ&観客賞を受賞したそうです。(映画と本では結末がちがいますが)

翻訳は児童文学よりもう少しお兄さんお姉さん向けのヤングアダルトジャンルでは第一人者の金原瑞人さん。

金原さん翻訳の作品はよく読んでいたので、こうした形で関わらせていただけてとっても嬉しい。

中高生のみなさん!夏休みの読書感想文にも、まだ間に合いますよ!是非!


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前回の個展で、『スタンドバイミー』のクリスを描いた作品がありました。

感情や性格やかかえているものをにじませた人物像そのものを描けるようになりたくて、ただ少年をひとり

ポートレイトのように描いたものです。

今回「この作品のようなタッチで」とご依頼をいただいたので、とっても嬉しかった。

魅力的な人物像を、本に寄り添えるような雰囲気で描けるようにもっともっと描いていきたいなと思っています。







新潮文庫『ガラスの靴』_e0084542_17411934.jpg

新潮文庫より発刊されました、エリナー・ファージョン作の『ガラスの靴』で
カバー装画と挿絵を担当しました。


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『ガラスの靴』はお察しの通り「シンデレラ」をベースにした児童文学です。
この新潮文庫のStar Classicsというシリーズは名作を新訳で再び…というもので、
『ガラスの靴』もこれまで石井桃子さんの翻訳されたものが読み継がれていますが、
こちらは野口百合子さんによる新訳版です。
ファージョンの描くシンデレラ(主人公エラ)は、はつらつと元気な娘。
王子やエラの父親が胸の内の苦悩を語る場面もあったりと、人間味あふれる物語なのですが、
これが時代にあった新訳でとてもいきいきと感じられました。

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そしてあとがきにも書かれていますが、これは大人が読める児童文学。
ずっと大人ための児童文学の仕事をしたかった私にとっては夢のようなお仕事でした。
まさに、この一冊が『ガラスの靴』のような存在です。
魔法で終わりませんように。これからも頑張ります!

昔読んだシンデレラ物語を思い出しながら読むのもときめき満載で素敵ですし
親子で読んでもおもしろいと思います。
ぜひご覧になってください。






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ストーリー&エッセイマガジン『asta』(ポプラ社)での扉絵は毎月続いています。
寺地はるなさんの読み切り連載で毎回ひとつの絵をつくること。
いい絵が描けますように…と思いながら、とても嬉しい時間。

連載も、モノクロ扉もずっと携わりたかった仕事ですから、それはもう幸せで。
毎月、ひとあし早く原稿をいただいて読めるのも楽しみ。