ひさかたぶりのブログ更新。
私の体調が悪かった訳ではなくて、PCのデータが飛んだので復旧作業やらなにやら。。。
あとはぼんやりとつれづれなるままに考え事をしつつ、過ごしておりました。

子どもの本も一回分は写真も撮り忘れたので、ひさしぶり。
でもiphoneも新しくしたから写真も撮りやすくなったかも。
今回は息子が自分で選んでおります。
だから私のブログに載せるのもどうしたもんだか考えるところではあるのですが…。

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『ぼうしの上にまたぼうし』
(ローラ・ゲリンジャー文 / アーノルド・ローベル絵)
がまくんとかえるくんが登場する「ふたりはいつも」は国語の教科書にも載っていて、
自宅にも本があり、気に入って学級文庫用に持っていったりしていたのです。
でもそれと同じアーノルド・ローベルだなんて、息子はもちろん気づいちゃいないだろう。。。
でも何かしら「におい」のようなものを感じたのかしら。
たぶんキテレツなタイトルに惹かれたんだろうな。


『かいけつゾロリ・はなよめとゾロリじょう』
『かいけつゾロリ・つかまる!!』
(原ゆたか・作)
ゾロリさえ与えておけば間違いなしの安定感。
絵がいっぱい。ページのよって、漫画のようなところがあったり、絵地図だったり、図鑑調だったり、
とにかく作者の工夫が満載で付録までついている。
その多様な構成が、以前の息子には読みづらかったこともあるのですが、今ではすっかり楽しんでいます。
「ここおもしろいから読んでみて!」と見せられた箇所に、思わずくすっと大人も笑ってしまう。
原ゆたかさん、ありがとう。


『まんげつのよるに』
(きむらゆういち・作 / あべ弘士・絵)
「あらしのよるに」シリーズの7冊目。シリーズとしてはこれで完結のようです。
おおかみのガブとやぎのメイにすっかり親しんでしまった男児。
別れがたい思いは次に続く…。


『だれもしらないヒーロー』
『メイはなんにもこわくない』
(きむらゆういち・作 / あべ弘士・絵)
この二冊は「あらしのよるに」シリーズのスペシャル版絵本。
「あらしのよるに」よりも文字が少ないかな?横版で横書き。絵本らしい絵本。
あべさんのペインティングの絵が好きなので今回の三冊は私もお気に入り。
ガブとメイからまだまだ離れられない息子は図書館の検索機でシリーズの在処を懸命に探していました。
まだもう数冊あるらしい。
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# by ayako-iwagami | 2015-03-23 14:46 | こどもの本。
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『ほらばなし』寺村輝夫・作 ヒサクニヒコ・絵

『コアラタクシー』斉藤洋・作 森田みちよ・絵

『ぺんぎんたんけんたい』斉藤洋・作 高畠純・絵

『ゆかいなバジルいえをたてる』ピーター・ファーミン・作

『トリッポンのこねこ』萩尾望都・作 こみねゆら・絵

『どしゃぶりのひに』きむらゆういち・作 あべ弘士・絵

『モンスターホテルでパーティーだ』柏葉幸子・作 高畠純・絵

『モンスターホテルでおどりましょう』柏葉幸子・作 高畠純・絵

『ジャングルめがね』筒井康隆・作 にしむらあきこ・絵



どうしてもシリーズ物が目につくので、多くなるセレクト。
でもなかなかお気に召さない。
そんな中で彼のお気に入りは「あらしのよるにシリーズ」。『どしゃぶりのひに』はシリーズ5冊目。
これは学校で時々、先生が読んでくれていて、
普段はにぎやかな教室も子どもたちはじっと耳を澄ませて聞き入っていました。
ほとんどがオオカミとヤギとの会話で、大きな場面転換もないところが、
子どもたちには聞きやすいのかもしれません。


それから、今回は作者でセレクトした『トリッポンのこねこ』と『ジャングルめがね』。
私は読んでいないけれど、『ジャングルめがね』は面白かったと息子が話していました。
読んでみれば良かったな。
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# by ayako-iwagami | 2015-02-17 12:00 | こどもの本。
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「水仙」がテーマの「花に聞くvol.11」展、無事に終了いたしました。
ご来場いただきました皆さま、気にかけてくださった皆さま、
どうもありがとうございました。

20名のイラストレーターの描く「水仙」が咲き乱れたギャラリーは
春の訪れを心待ちにするような温かい雰囲気がありました。

昨年は鉛筆、色鉛筆の線画をよく描いていましたが、
今回は面の色合わせがしたくなって、久しぶりにアクリルガッシュでぺったりと塗ることに。
とっても気持ちよい時間でした。

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以下は、展示キャプションにつけた、タイトルとコメントです。
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『香りを一輪』
若かったころ、生け花のお稽古で水仙の伝統的な型を生けるのが好きでした。
その行程は実のところかなりハードで、茎も葉もこれでもかというほどに
つぶしたり引っ張ったりしながら型を作り上げていくのですが、
意外なことに水仙は、細い首から可憐な花を微かに揺らしながら咲くさまとは裏腹に、
とても丈夫なのです。
それだけの手を加えてもなお、水を吸い上げるその生命力と香りに凛とした強さを感じます。
今回は、そんな強さをも秘めたあの香りを表現したいと思い、描きました。
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そう、私は16歳から12年間ほど華道を習っていました。
決してまじめとは言えなかったと思いますが、お稽古の時間は好きで、
先生もずいぶんと目をかけてくださいました。
そのころは絵も描いていませんでしたから、私にとって長らく
「創る」とか「表現する」ということは花材を扱うことでありました。

時おり、絵を見たかたに「間の取り方が変わってる」とか「構図が独特」と言われることがあります。
良いのか悪いのかは分かりませんが、変わっているのはおそらく
花を生ける時の「間」や「空間」の感覚が残っているのかもしれない、と考えたりしています。
かといって、今、上手く生けられるかと言えばすっかり忘れてしまったのですけれど…。
とはいえ、生け方だけでなく、先生からも先輩の方々からも様々なことを教えていただいた時間は
いまでも心に残っています。

そんなことを思いながら、今回は花鋏(はなばさみ)を持ち出して描いてみました。
この冷たさと重み、黒さとカチンという音の潔さに触れると、背筋の伸びる思いがするのです。
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年末ほどは読書が進まなくなってきた今日この頃。
このままフェードアウトしていくのだろうか。
相変わらず読んでもらうのは好きな小2男児。
以下は自力で読んだ本。


『かいけつゾロリたべられる!!』(原ゆたか・作)

『かいけつゾロリ カレーVSちょうのうりょく』(原ゆたか・作)

『シップ船長とイルカのイットちゃん』(かどのえいこ・作)

『きりのなかで』(木村ゆういち・作  あべ弘士・絵)

『あひるのバーバちゃん』(神沢利子・作 山脇百合子・絵)

『ベントリー・ビーバーのものがたり』(マージョリー・W・シャーマット)

『コアラしんぶん』(斉藤洋・作)

『ゆかいなバジルくんしょうをもらう』(ピーター・ファーミン)

『モンスターホテルでおばけバラ』(柏葉幸子・作 高畠純・絵)

『てんぐのはなし』(寺村輝夫・文)
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# by ayako-iwagami | 2015-02-02 12:00 | こどもの本。
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来月は冬らしい企画展に参加します。
テーマは「水仙」。20名のイラストレーターがそれぞれ1点ずつ、水仙を描きます。
OPAギャラリーさんの『花に聞く』シリーズは毎年ひらかれている企画展で、
開催の季節によってお題の花が毎年変わります。

これまでの展示も拝見していましたが、参加は今年が初めて。
最近は線画も多く描いていましたが、今回展示では久しぶりに
アクリルガッシュでぺったり塗っています。

同じ花がテーマでも、描き手のイメージによって表現は様々。
DMのイラストは溝渕美穂さん。
バラエティに富んでいて、見応えがありますよ。
ぜひお近くにお越しの際にはお立ち寄りくださいませ。

参加者が多いので、オープニングパーティー以外では
それほどずっと在廊する予定ではないのですが、ご連絡いただければ在廊するようにいたします。
在廊日はTwitterで告知するようにもいたします。

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「花に聞く vol.11 水仙」
2015年2月6日(金)ー11日(水)
11時〜19時(最終日は17時まで)

出展作家>>
愛川 空 青木賢吾 今井有美 いわがみ綾子 老沼果帆子 大西 洋
奥田あきこ 長田結花 きくちまる子 北原明日香 上坂じゅりこ 佐々木一澄
永島壮矢 中島梨絵 林けいか 松岡芽ぶき 三浦由美子 溝渕美穂 保光敏将 わたべめぐみ

OPAgallery
表参道駅A2A3出口徒歩5分
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只今書店で発売中の『小説現代2月号』(講談社)で、初めて小説の挿絵を描きました。
歌人で小説家の雪舟えまさんによる中編小説『水灯利と縦』。
明治時代の北海道がモデルと思われる架空の設定の物語です。

原稿を読ませていただいて、その世界の肌触りのようなものが、
私が主人公たちと同じ高校生くらいのころに好んで読んでいたものを思い出させるものであったので
なんだかとても懐かしいような、軽快なリズムにとても現代的なものを感じるような。

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今回は線画スタイルでのご依頼でしたので、白黒ガッシュ+鉛筆で描きました。
キラキラとした光と陰、レトロとクールな空気感、そんな雰囲気が出るように。
挿絵のお仕事はずっとしたくて、望んでいたのですが、
それがこんなに自分にとってツボな物語であることは嬉しい驚きでありました。
そして、やっぱり挿絵は楽しい。とても楽しくて、とてもむずかしい。
でも、もっともっと描きたいと思いました。

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水灯利と縦、ふたりの少女の物語。
ぜひお読みになってみてください。

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年末年始に読んでいた本。

『とおいほしから』 佐藤さとる・作 村上勉・絵

『モンスターホテルであいましょう』 柏葉幸子・作 高畠純・絵

『モンスターホテルでインターネット』柏葉幸子・作 高畠純・絵

『吉四六さん』 寺村輝夫・作

『ぼくのおじさん』 アーノルド・ローベル作

『なまえをみてちょうだい』 あまんきみこ・作 西巻芽子・絵

『くものきれまに』 木村祐一・作 あべ弘士・絵



息子はモンスターホテルがお気に入りだけれど、私が気になったのは『とおいほしから』。
これ、絵本コーナーでなく、児童書コーナーにあったのだけれど、絵本。
子どもが自分で読む絵本、っていう感じかしら。

鉛筆みたいなものを拾ったら、中からありんこくらいの大きさの宇宙人が出てきて、
「星に帰りたいから食料をくれ」って言うんで砂糖をあげる。そして帰っていった。
ほんとにただこれだけの話。
宇宙人はおじさんみたいな感じだし、その宇宙人が特に事件を起こすわけでもない。
そもそもどこから、何をしにきたのかも全く語られない。
拍子抜けしてしまうんだけれど、はて?と考える。

もしかしたらこの本を読むような年齢の子どもには、物事の道理とか、つじつまとか、
事件性とか、原因・結果なんて関係ないんじゃないか?
日常の、ただ見た、遭遇した、自分で感知したことだけが
世界のすべてで、とりあえずいいんじゃないか。
そこから何を思うかは、子どもの感性にゆだねられる。
与えすぎない、余白の多い物語。
子どもの世界は子どもの想像力で出来ているのかもしれない…なんて考えさせられた、1冊でした。
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# by ayako-iwagami | 2015-01-17 12:00 | こどもの本。
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ウェディングブーケをたくさん描く、という,
とても幸せ気分でお仕事させていただいた書籍が、KADOKAWAさんから発売されています。

フラワーアレンジの老舗的雑誌『花時間』からの別冊で
『人気の花別ウェディングブーケ243』

バラだったら色別に、ユリやランなどは花別に、また季節ごとの花、なんていう項目もあって
心ときめくブーケでいっぱいの一冊です。
項目分けも、大きさも見やすいので、私は今後もお花の資料として活用させていただきます!

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私が描いたのはブーケのカタチの種類色々や、持ち方など解説のページ。
普段は架空の花を描いたりもしますが、お花の専門誌ですからいいかげんはできません。
なるべくいろいろな花、いろいろな色合いで、とのリクエストもあり、
資料としてずいぶんたくさんのブーケ画像を見ました。
私はお花の名前は知っているほうだと思うのですが、その組み合わせ、カタチ、色合わせなど
本当に目から鱗がおちつつ、うっとりと眺めてしまう、楽しい資料収集の数日間。

ずいぶん前のことだけれど、自分のウェディングの時はどうしてほとんどこだわらなかったんだろう?
いや、こだわりだしたらキリがなくなる性格だから大変だったか?
などと思ったりもして。
でも、心配ご無用。
この一冊があればきっと選べます!
「花時間」のアレンジはとても上品なところに安心感がありますが、その上で
可愛らしいもの、野の花のようなもの、華麗なもの、と様々なブーケが満載です。
花嫁準備をされる皆さま、そうでなくてもお花好きな皆さま、どうぞご覧になってみてください。
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小2息子の読書記録。

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『クリスマスのまえのばん』ターシャ・デューダー・作
『あるはれたひに』きむらゆういち・作 あべ弘士・絵
『ふたりはきょうも』アーノルド・ノーベル作 
『モンスターホテルでプレーボール』柏葉幸子・作 高畠純・絵
『モンスターホテルでこんばんは』柏葉幸子・作 高畠純・絵
『一休さん』寺村輝夫・文
『かいけつゾロリのなぞのうちゅうじん』原ゆたか・作
『かいけつゾロリとなぞのまほう少女』原ゆたか・作
『エルマーとりゅう』ルース・スタイルス・ガネット・作
『おばけのアッチスーパーマーケットのまき』角野栄子・作

ひとりで読むので私は内容を窺い知れない。。。
でもエルマーは以前読んであげて気に入っていたから、もう一度自分で読んでみたら?
と借りてきたのですが、「1度読んだ本はもういい」んだそうです。
私と同じだ…。
私は再読しないので、むかし読んだ本の内容を全く覚えていないヒトです…。
私と違って自由すぎる息子は99パーセントが夫の性質で出来ていると思っていたのだけれど
最近、細かいところが私に似ていると思う…。たぶん、それめんどくさいよ。

モンスターホテルがお気に入り。
彦一さんに続いて寺村輝夫シリーズの一休さんも笑ってた。
『あるはれたひに』は『あらしのよるに』の続編。シリーズだったって、初めて知りました。
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# by ayako-iwagami | 2015-01-10 12:00
物語の絵を描きたいという気持ちの、たぶん原点になっているものがあります。

幼い頃に母が、婦人雑誌のなかの「お母さんが読んであげる物語」というようなページを切り取っては
無造作に洗濯バサミで留めて薄い束になっていたのを、ときどき読んでくれた。
絵本のようなしつらえではなくて大人用の記事と同じく細かい字。
まさにお母さんが読んであげるためのもの。
そこに添えられたほんのいくつかの絵が、なんとも美しくて、
耳から入ってくる物語とちょうどよく響き合って、夢のような心地になったことを覚えている。

言葉と上手く響き合う絵を描きたい…そう思う時に、いつも思い出されるのがこの記憶でした。
この束はどこへ行ってしまったのか。
母が「暮しの手帖」から切り取ったと話していたのを聞いて検索したりもしたのですが、
ズバリ該当するものがなくて(暮しの手帖はまた別のお母さんが読んで聞かせる物語があります)、
ああ、あれは幻だったのか。

それが昨年、母が「ねえ、これ、覚えてる?出てきたのよ。」と、束が。

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これです!再会!嬉しい!

A4サイズで3ページほどの物語。そこに挿絵画家さんたちの2色刷りの挿絵が。
我が家の束は読み切り物語12話分。
物語は立原えりかさん、上崎美恵子さん。
絵はいわさきちひろさん、長新太さん、渡辺藤一さん。

物語は、すこし不思議なものが多い。そして静かなものが多い。決してハッピーエンドばかりでもない。
『雲のスリッパ』ではスリッパ作りの上手なおじいさんのもとに妖精がやってきてその世界へ行って
雲でスリッパをつくることになる、とか。
読み返して驚いたのは、この羽のように軽いスリッパの感触を思い出したこと。
小さな子どもだった私は、これらの物語を聞きながら、匂い、肌触り、風、そんなものを想像し体感していたらしく、
こんなにも大人になった今でも読み返すと同じ感覚がよみがえってくる。


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中でも長年ずっと気になっていたのが『星のたまごを番する子ども』。
天の世界で、星になるはずのたまごを番していた子どもがそのたまごを地上に落としてしまった。
それを探しにきた子ども。
立原えりかさんの言葉、リズムは子どもに伝わる美しさ。
無駄がなく、優しく、心にきらめきをのこしてくれる。
渡辺藤一さんの絵は単色なのにやはりキラキラしている。
いくらでもその絵の奥へ旅することができそうな。私はこの絵が大好きだった。
物語は忘れてしまっていても、そのキラキラとした空気感だけは忘れられなかった。

切り抜きの裏面には別の記事があって、今回そんなのも読み返してみたら、
これはどうやら『家庭画報』の連載だったようです。
洗濯バサミを卒業し、ファイリングして、今は息子に夜読んで聞かせています。
「読んで読んで。」というので、息子も好きなのかしら。
お母さんが読んであげられる年齢の時に見つかって、良かったな。
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