ギャラリーハウスMAYAさんでの『装画を描くコンペティションvol.16』受賞者展、
無事に終了いたしました。
ご来場いただきましたみなさま、気にかけてくださったみなさま
どうもありがとうございました。

ずいぶん前のことになりますが、イラストレーターを志しはじめた頃、
当時の勤め先だった青山一丁目から青山塾のある表参道まで、
毎週あちこちのギャラリーに立ち寄りながら、歩いていたことを思い出しました。
MAYAさんでもたくさんの展示を見せていただき、ただただ感激して、
在廊されている作家さんにドキドキしながらつたない質問をしたりしながら、
多くのことを感じ、学ばせていただきました。
もちろん今でも、これからも、きっとそうなのだと思います。

そんな憧れでしかなかったギャラリーで初めて展示をさせていただくことは
緊張感もあり、光栄なことでありました。
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会期中は、多くの方に作品を見ていただき、感想やお言葉を頂戴しました。
特に今回のコンペの審査員の方々には、入賞入選者との懇親会で一人一人に講評をいただいて
そのみなさんへの言葉を伺うのもとっても貴重な体験でした。

ご一緒した入賞者のみなさんとも、ちょっとした同僚気分で楽しく会期中をすごさせていただいて
ああ、また頑張ろう!と勇気の湧いた、何よりの機会となりました。
毎年装画という課題に取り組むチャンスと、このような展示の機会を下さったMAYAさんに
改めて、心から感謝申し上げます。

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昨年受賞したギャラリーハウスMAYAさんのコンペでの受賞者による展示が開かれます。
グランプリの方はギャラリーハウスMAYAで個展、
ほかの入賞者5名はMAYA2でグループ展を同日程で行います。

私はグループ展示に、入賞作品に新作を加え5点を展示いたします。
MAYAさんのコンペは「装画を描く」ことがテーマとなっていますので
毎回、課題本などを読み込んで描かれた力作が並びます。
自分も同じ本をモチーフにしたはずなのに、こんなに多様なアプローチがあるものなのか…
と、感じ入ることの多いこの展示。
今回も、皆さんとても魅力的な作家さんで、私自身もとっても楽しみ。そしてすこし緊張。

私の入賞作品は課題本アンデルセンの『赤い靴』でしたので、
展示のための作品もアンデルセン童話をモチーフに描きました。
皆さんご存知のお話も、そうでもないお話もあるかもしれません。
「童話」とはいえ、とてもシビアな、
アンデルセン物語の大人な部分を表現できていたらいいなと思います。

寒い季節ではありますが、お運びいただけましたら嬉しいです。

    *     *     *
ギャラリーハウスMAYA『装画を描くコンペティションvol.16』受賞者展
2017年2月13日(月)〜18日(土)
11:30〜19:00(最終日17:00まで)
初日夕方オープニングパーティ

グランプリ 木原未沙紀 個展 @ギャラリーハウスMAYA
準グランプリ+審査員賞5人展 @MAYA2
(鈴木圭、岩堀敏行、原田俊二、吉野くみ、いわがみ綾子)

ギャラリーハウスMAYA
107-0061東京都港区北青山2-10-26
最寄り駅:東京メトロ銀座線外苑前駅
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ご無沙汰しております。
すっかり新しい年になりました。

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昨年、企業カレンダーのお仕事を初めてさせていただきました。
panasonic様のお店で年末にもらえるカレンダーです。
線画のふんわりとした雰囲気で、ポケット付きの便利もの。
以前から線画タッチでカレンダーを作りたいと思っていましたので、
このような形で実現できてとっても嬉しい。
12ヶ月を通して、一つの緩やかなストーリーを感じさせるつくりとなっています。

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1月は物語のスタート。
私は一年間、どんな物語を紡いでいくのだろう。
そんな気持ちで、今年も一年過ごしていきます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。
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幻冬舎から発売中、藤堂志津子さんの『独女日記3』でカバー装画を担当しました。
シリーズ3冊目で最終巻の今回は、明るい未来を思わせるような優しいイエローになりました。

幻冬舎のデザイナーさんには絵に合わせた素敵なデザインをしていただいて、
装画はやはり1冊の本として完成するんだなと、毎回出来上がりを見るたびに感激します。

絵の中で私が差し色に使った色を、本そのものの色にしてくださって、
カバーの縁からちらっとそれがのぞいている様子などは、
着物の半襟や帯締めの色合わせのように粋な雰囲気。
そんな発見も、本の魅力ですね。

藤堂先生が愛犬はなちゃんとのふたり暮らしの日々を綴ったエッセイ。
書店で見かけましたらぜひお手にとってご覧下さい。
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今年の夏のことなのですが、作品をようやくデータに出来たのでアップします。
ギャラリーハウスMAYAさんの『装画を描くコンペティションvol.16』で
審査員の鈴木久美さんの賞に選んでいただきました。
鈴木さんは現在、大活躍中の装丁家。
書店で「すてき!」と本を手に取ると鈴木さんのデザインだったということがしばしばあります。
『装画を描くコンペティション』は課題図書、もしく自選の本の装画を描くというテーマのコンペで、
毎年開催されて今年で16年目とのこと。
http://www.gallery-h-maya.com/competition/vol16/

本選びから、本読み、さてどんなアプローチが良いのか。
この課題に向き合うことは、自分に向き合うことであり、
それは厳しくとも楽しい年中行事のようになっていました。
結果はなかなか及ばず、そのたびにうなだれることもまた糧に。
MAYAさんはひとりひとりに必ずコメントを付けて作品を返してくださるので、
その紙片を何度も読み返しては、また前を向いていけることも、ありがたいことです。

今回選んでいただいたのは課題図書の『赤い靴』(アンデルセン)で描いたもの。
可愛らしいお話かと思って読んでみたら、なんともくるしい物語でした。
少女の赤い靴からはじまるその運命のかすかなざわめきのようなものを表現したいと思って描きました。

コンペの入賞は初めてのこと。本当にありがたいことです。
これを励みに、また一歩ずつ前進していきたいと思います。

今回のコンペの入賞者展が2月に外苑前のギャラリーMAYAで開かれます。
私は他の受賞者の方とグループ展に参加させていただきますので、
また近くなりましたらお知らせいたします。
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# by ayako-iwagami | 2016-10-03 16:48 | お知らせ
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朝日新聞のライフスタイル紙面『ボンマルシェ』で
カットとマップを描きました。
クラブツーリズムさんの「あるく」ツアーで、毎回すこしずつ設定された区間をあるきながら
富士山一周や東海道の旅を楽しむそうです。
これから涼しくなってきたら、気持ち良さそうですね。
シンプルなマップですが、それなりに資料に目を通して描いています。
中でも本栖湖の写真が美しいものばかりで、心引かれました。
いつか行ってみたいなあ。
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田舎育ちのインドア派なわたくしが、
この夏はめずらしく山に出かけた。

気心の知れた旧友とその子どもたちと一緒に、
目の前は空、遥かかなたに普段生活している場所が見渡せるようなところで丸一日を過ごした。
年に1度か2度しか顔を合わせないはずの子ども同士は、なぜか気が合うらしく
何があるわけでない山の一角でまさに寝る直前まで、そして起きても朝飯前から、よく遊んだ。
母たちも、特別なことはせず、ただ普段と大して変わらない食事を作って、
よく笑い、よくしゃべった。
夜は満天の星だった。
天の川らしきものも見えた。そして東京は猛暑日だったが、そこは寒かった。

思いがけず、携帯が圏外だったのもよかった。
ぜったいに電話がかかってこない、メールも来ない、気になることがあっても調べられない、
これが想像以上に気持ちを軽く、ゆるめてくれた。

朝日の中で、大空に向かって食べる朝食がおいしかった。
いつもと同じパンやハムだったけれど、ハイジとおんじが食べるパンとチーズの気分だった。



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しばらく日を置いてから、今度は実家に帰省した。
田舎といっても我が家の環境がのどかなだけで、周辺には住宅地も市街地もある。
今年は、アウトドア派な妹も帰省したので、
彼女の指南で、軒先バーベキューなどをしてみた。

実家のキッチンからなんでも出てくるお手軽バーベキュー。
なのに米だけは息子が必死になって飯盒で炊いて、おいしかった。
私はまったく、バーベキューなんて興味もなかったはずだったが、
外で食べる食事はたとえ庭でもやっぱりおいしかった。
夕方から夜になり、時おり小雨もまじえつつ
お手軽チーズフォンデュでビールをのみながら、炭の火を眺めるのもよかった。

結論、
私が苦手だったのはアウトドアレジャーだった。
ごく普通の暮らしの中に大きな空やどこまでも続く雲があったり、
風や雨の匂いを感じたりすることは、やっぱり幸せに感じるものだと、今更ながら気づく。
そりゃそうだ、そうやって育ってきたんだから。
こうして、ずいぶんとリフレッシュできた今年の夏の想い出。
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ブログが、とんとご無沙汰だった数ヶ月、
特に変わったこともない日々を過ごしておりました。
変化といったら、本を読む量がふえたくらい。
日課として本読むことは
肌触りのよい布団にくるまれて夢心地になっているような癒しの時間。
いつもの暮らしの中にいろんな温度の風がそよそよと入ってくる感じ。

佐藤さとるさんの『だれも知らない小さな国』シリーズの続編を30年ぶりに
有川浩さんが手がけた『だれもが知ってる小さな国』は、
児童文学というよりも普通に大人も読める読み物でした。
懐かしさと、未来への希望でいっぱいの、現代らしい香りもする物語。


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6月に入ってから一気に読んだ守り人シリーズは、
ファンタジー小説のひと言では言い表すことのできない舞台設定の厚みがすごい。
架空の世界ながら時代小説、戦国絵巻。
風土のちがいからなる、国の生い立ち、政治体系、民族気質、
それが隣接する国ごとにしっかり設定されていて、
なおかつそれが説明的でなく盛り込まれているところに一番読み応えを感じました。
上橋菜穂子さんの作品は他のものも読みましたが、すべてすばらしかった。
作品を読み進めると、匂いが感じられるような。
深い森に入って密度の濃い木々の匂いや湿気、雨や土の匂いのようなものがしてきて、
私自身はそんな体験をしたことが無いはずだけれど、
昔むかしの生命力あふれる濃い大気を吸っているような気がするのです。
ただいま11冊目、あとすこしで読み終わってしまうのが名残惜しい世界。



ときどきTwitterでは読んでる本をおとものおやつやドリンクといっしょにアップしています。
@ayako_iwagami
よかったらそちらものぞいてみてください。
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久しぶりのブログ更新です。
『運命の人とつながる神様の恵み』(宝島社)で装画を担当しました。
著者はスピリチュアル心理カウンセラーの日下由紀恵さん。
魂がふるえる「ソウルメイト」、つまり運命の人ってみんないるんですってよ!
ふむふむなるほど。
漫画のページもあったりして読みやすい一冊です。
この夏の恋のおともに、ぜひ。
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ただいま発売中の、PHPスペシャル4月増刊号『50歳から人生は楽しくなる!』。
そのなかの記事でイラストを担当しています。

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「今回はムチッとした女の人を存分に描いてください!」とのありがたいご依頼。
もともと『ムチッと女子』を描くのが好きなのですが、
実際イラストレーションのお仕事ではやはり女性はある程度のスレンダーを求められることも多いもの。
そんなときは、細身にしつつもそこはかとないむっちり感が残るような女子を描いてささやかな意思表明らしきものをしてみたり。
女性は細くても、なんとなくむちっとしてるのが色っぽいと思いません?
男性が細マッチョなら、女性は細ムッチリ!

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今回は20代から60代までの世代違いの女性や、
写真にはありませんが体質タイプ別の女性像なども描きまして、あらためて女性の姿の多様さを感じる機会となりました。

表題の更年期もそろそろ気になるお年頃…ではありますが、
この『50歳から人生は楽しくなる!』、樹木希林さんのインタビューに始まり、対談も、取材記事も
とても読み応えがあります。
網中いづるさんの温かいオレンジが素敵な表紙イラストも素敵。
ぜひ、手に取ってご覧下さい。
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