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HBギャラリーへ和田誠さんの個展を見に行った。
映画のラストシーンばかり油絵で。

あたりまえだが

やっぱり

すごい。

どこが、どうよかったなんて、私がここで言うまでもないので遠慮しておきますが。
ただ、
映画1本分の物語を背負ったラストシーンを
そのワンシーンだけで十分に語っているのは、
やっぱり すごい。



以前、TIS展の二次会か何かで、和田さんの隣に座らせていただいたことがある。
そのときに
「毎日、夜は家で映画を見る。古いのも新しいのもとにかく見る。」
とおっしゃっていた。つまり年間何百本。
私がそこで「一番良かったのは何ですか?」と聞いたら
「そんなのたくさんあるからぜんぜん選べない。そんな質問はダメ。」というようなことを言われた。
確かに。アホな質問をしたもんだ。深く、反省。

ちなみにその場で私の反対隣に座ってらしたのは山口はるみさんで
べトナム刺繍の美しいお召し物だったので、そのお話をささやくような声でしてくださった。
大ベテランですがとっても可憐なかたでした。


というわけで、和田誠展 「ラストシーン」、今週水曜日までです。
今日はいい日だった!
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e0084542_054590.jpgこれ。
近所のスーパーでお買い得中のレトルトカレー。
これが、おいしい。
中村屋のグリーンカレーも並んで売ってたけど、
私はこちらのほうがうまいと思う。
フクロダケとか入っていて、レモングラスが効いていて
なんていうか
本格的な味・・・のような気になる。

でも、
私はタイに行ったこともないし
タイ人がつくったタイカレーも食したことがないから
本当の本格っていうのがなんだかは知らないのだ。
それでも言いたくなる
本格的という便利な言葉。

~的ってのが便利なのかしらね。
「本格」って何だ?
何かの「本格」を知ってることなんて、実はほとんど無いんじゃないのかと思うけど。
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『それからはスープのことばかり考えて暮らした』 吉田篤弘著

勧められて手にした本。
暮しの手帳に連載されていた物語とか。
すごく、「らしい」感じ。
ゆるやかで温かくてちょっと切なくてノスタルジックで、で、今らしいおしゃれ感がある。
装丁のせいなのか、白い画面を思わせる。
個人的には、主人公の部屋の窓から見える教会の十字架と
その上の部屋に住むマダムが窓からタバコをふかす様がとっても好き。

内容はいたって素朴なのだが、そこが多少おしゃれすぎるかなあ、と思う部分もある。
が、
最後の「名無しのスープのつくり方」という2ページがすごくいい。
話に出てくるスープのつくり方が22行の箇条書きになってるのだけど
それが
「・期待をしないこと。
・どんなスープが出来上がるかは鍋しか知らない。
・鍋は偉い。尊敬の念をこめて洗い磨く。が、期待はほどほどに。」
とか
「・鍋に水を入れ、火をつけると、そのうち湯気がたつ。湯気もまた尊い。
・換気を忘れないこと。窓をあけて、ついでに外の様子も見る。」
など。
ああ、このスープは人生のことなんだなあ、などとふんわりとした気分で思えるところが
この本の素敵なところなんじゃないかと思う。
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風邪をひいてます。
おもに、喉。

先週、外出しすぎたかー?
家と近所だけの徒歩生活が長くなり、
歩いてるから体力ついただろうと思っていたが、
ダメだ
電車とかバスとか慣れない場所は、以前にも増して消耗するらしい。
リハビリの必要あり、か。

大根の蜂蜜漬けをちびちび舐めながら
足湯に浸かって本を読む。
整体の考え方によると、風邪は左右のバランスが崩れるとかかるそうで、
足湯をしても赤くならない側が悪いんだとか。
私、きっと右だわね~
などと、若干わくわくしながら見ると
熱すぎたのか、どこも悪くないのか、
両方とも真っ赤だった。



写真は焼いた茄子。
茄子の断面って…レモン?
植物、皆兄弟ってやつ?

皆さま、風邪にはお気をつけて。

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目がショボショボになる前に読んでいたのが、

『ジェーン・エア(上・下) 』C・ブロンテ著  大久保 康雄訳
いわゆる名作といわれるものを読んでいきたい気分で。
これはハタチ前くらいに読んだものの再読。
時代をさかのぼったヨーロッパが舞台のものはそれだけで大好物であります。

地味な風貌で幼いころから虐げられた生活をしてきた主人公が
潔い精神と知性とで自分の人生を切り開いていくっていう内容が私にはしっくりきて、
初めて読んだときに、とても気に入ったのだった。
その、堅物な主人公が恋なんてしてしまってかなりロマンチックな物語になっていくのだけれど
相手の男性がまた不細工で。

ことあるごとに聖書の引用が出てきたり、ジェーンの堅物な思考とか、時代を感じるな~
と思ったら、解説によると
当時は、女性から愛を告白するなんて!小説のヒロインとその相手が美しくないなんて!
と、かなり物議をかもしだしたそうな。
時代を先ゆく内容だったのね。

若いころ読んだときには「エアさん、頑張れ!」と主人公に入れ込んでたのですが
今回の再読では周りの登場人物の人生が気になったりして。
「この人、この先どうするんだ?」とか。
私も大人になったのかしらね。どうかしら。



大久保康雄氏の訳は古風なのだけど、その古めかしい言い回しで
物語の世界に入り込める気がするので、私は好き。
最近は、より口語的な「名作」の新訳がいろいろ出ているようだけれど
もしかしたらそのほうが全体的に読みやすかったり、登場人物の心情に自身を重ねたりしやすいのかもしれない。
そういえばこの間よんだ『The Catcher in the Rye』ははじめに別の人の訳を詠み始めたのだけど
私には読みづらくて、この村上春樹訳を読み直したのでした。
次は村上春樹訳の『グレート・ギャツビー』を読んでみたい。
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久しぶりの鉢植え。


先日、子どもと散歩をしていたら道端ですれ違ったおばあちゃまが
「あら~元気ね~」と、庭先の花をブチッと手折って子どもにくれた。

真っ赤なゼラニウム。
嬉しかったらしく上機嫌でもって歩いてたけど。
そう、これは虫除けにもなる花であります。
その香りに気づいたらしく、手放した。
最近、嗅覚が発達してきたらしい。



それにしても、乾燥に強くて虫除けになるこの花が
スペインやイタリアのほとんどの窓辺に植えられてるのは納得。
生活に密着した美しさっていうのはとってもしっくりくる。
なかなか一朝一夕には出来ないこともあるけれど
自分の暮らしに沿った美しきものを発見していけたらなと思うのである。



で、
とりあえずこの真っ赤なゼラニウムは挿し木にしてみた。今のところは元気そう。
ある日の散歩のご縁のしるしに。


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