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あまり外出せずに過ごしていたら、
桜を超えて
ツツジの季節になったらしい。

東京の真ん中でも、
ちょっとした植え込みによく見かけるこの紫ピンクの花を
久しぶりにまじまじと見たら、なかなかきれいだなと気づく。
花全体が一色。
花びらもめしべもおしべも。
なんだか作り物のようにみんな同じような大きさで
「だってツツジですもの」って意味もなく自尊心が強そう...。

でも子供の頃、この花は私の中であまり人気がなかったのだ。
玄関先の目立つところに大きなツツジの木があって、
その前の日なたに大きな庭石があったから、よくそこに腰かけながら
ツツジの花をもぎ取って遊んでいた。
大きな花だからついつい摘みたくなるのだけれど、
実際、摘んでみるとすごくベタベタする。
虫もたくさん来てたから、蜜が多いんだろう。
でもなんだか葉っぱもベタベタしてた。
つぼみはもっとベタベタしてる。
だから、不評。
同じような理由でたんぽぽも不評。

逆に、今見るとただの雑草だけれど、
オオバコの茎は遊びにも使えるし、ウサギも喜んで食べるから、好評。
サルビアの花も学校帰りに蜜をなめられるので好評。
朝顔の花もきれいな色水が作れるから好評。
カラスのエンドウは小さな笛が作れるから好評。

でもマリーゴールドは触るとくさいから不評。

小さいころ、花への価値は
五感で判断していたなと思う。
触ってみないと分からないこと。

入ってはいけない花壇、触ることのできない木々の並ぶ公園だけでは
なかなか、見た目や香りの美しさでしかその価値を評価できないよなあ、
と思う今日このごろ。
原っぱにごろんと寝転びたいような、いいお天気。
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