カテゴリ:読んだもの。( 7 )

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タイトルにキュンとして、
装丁にも惹かれて、借りてみた。

装丁は鈴木成一さんだった。
納得。

物語は・・・
恋愛物語なんだけど、ゆるくて切なくてっていう世界なのかな。
今の気分的にはもうすこしパンチのあるのを読みたいんだな、と気づいた。

今日は子供が家遊びモードで、ひたすら一人で遊び続けていて、
でもそんな時に仕事をしようとすると何故か邪魔をしに来るので、
結局、日当たりのいい窓際で読書なんてしてしまった。
ああ、のんきだなあ。
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テレビが新しくなってから、まったく本を読まなくなってしまった。

そして、一時もじっとしていられない性質の2歳児が常に一緒なので
目下のところ、私の本選びは
ふらりと本屋で出合ったもの、とか
図書館で前から気になっていたものを今日は手にとって、とか
残念ながらそういったゆったりしたものではなく。
これと決めたものをあらかじめ図書館に予約を入れ
まとめて取りに行く、というもの。
だから、読みたい本が思い浮かばないと予約も出来ず
したがって何も読めない。。。
最近は子供の絵本もこの方法でまとめて借りてる。

そんなこんなで、久しぶりに手元にやってきたのは
『ロング・グッドバイ』レイモンド・チャンドラー著 村上春樹訳
『キャッチャー・イン・ザ・ライ』、『グレートギャツビー』に続き、村上訳もの。
分厚い本だった。厚いのは構わないが、私は読むのがとっても遅い。
それにもかかわらず、あっという間に(?私にしては。)読み終わった。
やっぱり読みやすい。翻訳物とは思えないくらい自然に心に入ってくる。
アメリカを舞台にした、アメリカ人が主役の村上作品?って思うくらい。

この話、主人公は探偵だけど、探偵物とは違う。
ミステリーともちがう。ハードボイルドでもないし。なんだろう。
それらの要素が全部入って、それでいて情感豊か。
最後までみっちり中身が詰まった鯛焼きみたいな感じ。
こんな例えしか出来なくって申し訳ないんだけど。
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読書時間がめっきり減った。
ひとつにはテレビのせい。もうひとつは図書館で久しぶりに児童文学を借りたら
思いのほか進まない…。児童文学はすきなのだけど、今は違う気分ならしい。
というわけで↓を読んだのは半月くらいまえかしら…。


『グレート・ギャツビー』スコット・フィッツジェラルド著 村上春樹訳 

映画の『華麗なるギャツビー』は大好きなので
私の中でギャツビーはロバート・レッドフォードだし、デイジーはミア・ファローでしかなくて。
なので、読んでいてもどうしてもそのイメージからは離れられなかった。
でも、そのイメージと全然ちがう!ということもなく、むしろ雰囲気はそのままだったと思う。

しかし、巻末のあとがきを読むと村上氏はこの作品に大きな思い入れがあり、
「これまでの人生で巡り会ったもっとも重要な本」らしく、翻訳にもかなりの力を注いだようだ。
私はこの物語がストーリーとしてとってもよく出来ているなと思うのだけど(エラそうですが。)、
村上氏によれば素晴らしさの大きな要因は、その美しい言葉の響きなのだとか。
なので翻訳もその点を苦心したとのこと。

とっても読みやすかった。


『久世塾』塾長・久世光彦

『寺内貫太郎一家』や『時間ですよ』の演出で知られる、2006年に亡くなった久世光彦氏。
氏が塾長となって、2000年の夏に一度だけ、脚本家養成のための久世塾というのがあったらしい。
担任による毎回の授業+第一線で活躍する脚本家などの講義。
そのゲスト講義の様子をまとめた本。

私はもちろん脚本家になりたいわけでもなんでもないのだが、以前お仕事をさせてもらった
編集の方に「いわがみさん『寺内~』好きなら…」といただいた。

視聴率というものさしを掲げられて、かつ自分の訴えたいことを自分らしく描いていく
脚本家という仕事についてのあれこれ話は、「ふむふむ」とうなずくことばかり。
なかでも内館牧子氏と糸井重里氏の話はやっぱり分かりやすくて納得。
自分の中から絞りだすようにして創ること、
それを受け取る相手のことを考えること、
そしてそれを仕事にしていくこと、
その一つ一つを改めて考えさせられる一冊だった。また時間が経ったら読み返そう。
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『それからはスープのことばかり考えて暮らした』 吉田篤弘著

勧められて手にした本。
暮しの手帳に連載されていた物語とか。
すごく、「らしい」感じ。
ゆるやかで温かくてちょっと切なくてノスタルジックで、で、今らしいおしゃれ感がある。
装丁のせいなのか、白い画面を思わせる。
個人的には、主人公の部屋の窓から見える教会の十字架と
その上の部屋に住むマダムが窓からタバコをふかす様がとっても好き。

内容はいたって素朴なのだが、そこが多少おしゃれすぎるかなあ、と思う部分もある。
が、
最後の「名無しのスープのつくり方」という2ページがすごくいい。
話に出てくるスープのつくり方が22行の箇条書きになってるのだけど
それが
「・期待をしないこと。
・どんなスープが出来上がるかは鍋しか知らない。
・鍋は偉い。尊敬の念をこめて洗い磨く。が、期待はほどほどに。」
とか
「・鍋に水を入れ、火をつけると、そのうち湯気がたつ。湯気もまた尊い。
・換気を忘れないこと。窓をあけて、ついでに外の様子も見る。」
など。
ああ、このスープは人生のことなんだなあ、などとふんわりとした気分で思えるところが
この本の素敵なところなんじゃないかと思う。
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目がショボショボになる前に読んでいたのが、

『ジェーン・エア(上・下) 』C・ブロンテ著  大久保 康雄訳
いわゆる名作といわれるものを読んでいきたい気分で。
これはハタチ前くらいに読んだものの再読。
時代をさかのぼったヨーロッパが舞台のものはそれだけで大好物であります。

地味な風貌で幼いころから虐げられた生活をしてきた主人公が
潔い精神と知性とで自分の人生を切り開いていくっていう内容が私にはしっくりきて、
初めて読んだときに、とても気に入ったのだった。
その、堅物な主人公が恋なんてしてしまってかなりロマンチックな物語になっていくのだけれど
相手の男性がまた不細工で。

ことあるごとに聖書の引用が出てきたり、ジェーンの堅物な思考とか、時代を感じるな~
と思ったら、解説によると
当時は、女性から愛を告白するなんて!小説のヒロインとその相手が美しくないなんて!
と、かなり物議をかもしだしたそうな。
時代を先ゆく内容だったのね。

若いころ読んだときには「エアさん、頑張れ!」と主人公に入れ込んでたのですが
今回の再読では周りの登場人物の人生が気になったりして。
「この人、この先どうするんだ?」とか。
私も大人になったのかしらね。どうかしら。



大久保康雄氏の訳は古風なのだけど、その古めかしい言い回しで
物語の世界に入り込める気がするので、私は好き。
最近は、より口語的な「名作」の新訳がいろいろ出ているようだけれど
もしかしたらそのほうが全体的に読みやすかったり、登場人物の心情に自身を重ねたりしやすいのかもしれない。
そういえばこの間よんだ『The Catcher in the Rye』ははじめに別の人の訳を詠み始めたのだけど
私には読みづらくて、この村上春樹訳を読み直したのでした。
次は村上春樹訳の『グレート・ギャツビー』を読んでみたい。
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夏の終わりに。

『キッチン・ゴッズ・ワイフ(上・下)』(エイミ・タン)

エイミ・タンは中国系アメリカ人で『ジョイラッククラブ』の作者。
『ジョイラッククラブ』を映画で見たのは20代前半だった気がするけど
いたく感動した覚えがある。
小説は30歳くらいのときだったかしら。やっぱりよかった。
アメリカで育った娘が聞かされる母の中国時代の回想話。
戦中の中国の混乱、中国の伝統・習慣と時代の変化。その中での女の生き方。
そしてアメリカで生まれ育った娘との関係。
あまり良く記憶してないけど、こんな内容だったはず。

・・・で、『キッチン・ゴッズ・ワイフ』も基本的には同じ。
こちらは作者の母の実体験が元になってるようです。
まあ、母の人生の内容は違うのだから、また読み応えはあるのだけど。
母と娘の絆がいまひとつ、ぐっとこなかったのは私だけかなー。
このテーマはたぶん読む年齢でまた感想が変わりそう。
とりあえず『ジョイラッククラブ』を再読したくなった。今の私はどこに感動するのか。



『ラディカル・ギャグ・セッション』(赤塚不二夫)

赤塚氏追悼、ってわけでもないのだけど。友人の真似して読んでみた。
氏の漫画・ギャグを自身が振り返る回想録。

やはり一つのことで一時代を作り上げる人は半端じゃない情熱を持っている。
ギャグをやりたい、ナンセンスをやりたい、ってそれをどこまでも追求するパワー。
そういった漫画やその他の活動にはたくさんのブレーンが関わっていて、
常に数名でいろんな企画やネタを話し合っていくなかで面白いものが出来てきた
っていうのがなんともいえず楽しくも情熱的。
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趣味は読書と言えるほど多くは読まないのだけど、
家にいる時間が長いので本はなるべく読みたいものなのです。
自分のメモも兼ねて、記録。

この夏に読んだもの。

『ロリータ』(ナボコフ)
『The Catcher in the Rye』(サリンジャー)
『鴨川ホルモー』(万城目 学)

ここまで読んで急に目がショボショボになってしまい盛夏には少し休息(目の)。


高校野球もオリンピックも終わって

『江戸の精霊流し:御宿かわせみ31』(平岩弓枝)

で、今読んでるのが
『キッチン・ゴッズ・ワイフ 上』(エイミ・タン)



と、何の方向性も見出せないセレクション。
『ロリータ』と『The Catcher~』は必要があって読んだのだけど
あれこれ考えながら読みすすめる感じが久しぶりだったので新鮮。

『鴨川ホルモー』は軽快であっという間に読み終えた。面白い。
現代作家は名前すら良く知らないので人に勧められないとなかなか選べない。

『江戸の精霊流し』御宿かわせみシリーズはずっと読んでいて、
もう31冊目にもなると登場人物も近所の家族みたいに思えてくる。
でも順番に読んでるわけではないので、いつかまとめて読み通してみたい。

『キッチン・ゴッズ・ワイフ』については、また後ほど。
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