カテゴリ:日々の記し-ひびのしるし-( 277 )

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息子が夏休みに入って、早々に私の実家に帰省してきました。
毎年、全国一の猛暑地域として報道されるエリアの夏は、本当に厳しく、
外遊びをさせてやりたくても痛いほどの日差しに、ひるむほど。

それが今年は暑さもほとんどなく、過ごしやすくて助かりました。
息子はずっと庭の畑で「鳥を生け捕りにする仕掛け」を毎日作っていましたが
本人いわく、とれたのはダンゴムシ。
特にカブトムシ採りにいくわけでもなく、水遊びにいくわけでもなく、
これといったおでかけもなく、些細なことに楽しみを見つけられるところは
私に似ているのかしら。

雑然とした、あまり色気のない実家の庭。
ネギとかナスとかそんなものだけ作っていた庭の真ん中に、なぜかキウイの木があります。
父が生前、植えたらしい。
孫が大きくなったら実のなる木を喜ぶだろうから、と。
不思議なことに、こんな事実を全く知らない息子の好きな果物は
「キウイとマスカット」。

今回初めて実のなったキウイを見て(私も初めて!)、父の話をすると
「じじ、ボクといっしょに食べたかったんだね」ですって。
分かってるね、キミ。

小さな木なのにゴロゴロと小さな実がついているのですが、
ここから大きくして食べられるようにするのが難しいんですって。
手入れする主のいなくなったキウイの木…上手く育ってくれるといいな。
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酸っぱくて、シュワッとしたのが飲みたい朝に。

バルサミコ酢+蜂蜜+炭酸水。

すっぱいのって大人の味。
以前から、夏だけ酢の炭酸割りを飲みます。
最近はドリンク用のお酢がたくさん売ってるから、楽しいけれど。
私はズボラで気まぐれなので、あるもので。
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これ、小学校にあるコーン(?)。

初めて見つけたのは雨の校庭で、真ん中あたりにポツンと置いてあって。

遠目からでも、雨模様のどんよりした視界を通してでも、

なんてさわやかな色、もよう!

「なにあれ?!すっごく、いい!」

世の中に、あんな柄物のコーンがあるのか?!

ツボでした。

思わず雨の中、校庭の中を駆け寄りたい気持ちをぐっと押さえて、後日まじまじと観察したら

丸いシールと、青いビニールテープでどなたかデコられたものでありました。

そのセンスに惚れました。

同じの何個も作って自宅に並べたいくらい。

どこに…。

でも、欲しい。

というか、すばらしい。

素敵だ〜〜〜〜っ!!

と見るたびに叫びたい衝動を抑え、至近距離でコーンを嬉しそうにじっと見つめる母親なのであります。

さて、週末から息子が夏休み。

さわやかな日々となりますように。
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夏生まれのわりには夏は苦手で、
海のない地方で育ったわりには、海遊びにも憧れないし、
日焼けも嫌いだから、まだ年配のマダムの専用アイテムだった時代から日傘で学校に通っていたし、
雷はコワくて、未だに稲光とかみたいと思わないし、
蚊にすごくさされるほうだし、
暑くてすぐぐったりするのに、クーラーもすぐ具合が悪くなるし、
誕生日もお祝い気分でなくなった年頃になり、もはや夏…いいとこなし、みたいな。

とはいえ、たとえ苦手でも、田舎育ちなもので
四季折々の温度、におい、風などにもいちいち懐かしい気分にはなるものであります。
私個人的には体質的に苦手だけれど、でも木の葉も、畑も、雑草も、
ぐんぐん伸びていくようすは、じっと見ていることはなくとも、風景と空気そのものに
力強さを感じるし、蒸し蒸しとした湿度が草原の地面から立ち上がってくると
草のにおいがして、ああ、夏だなあ…なんて感じたり。
そんな感覚そのものは、とても大切にしていきたいなと思うのです。

写真は、近所の公園にある手入れをされた庭園。
もわ〜っと湿度が高いけれど、草や土から湧き出る湿度は、ちょっとだけほっとする。
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「ねえ、これ、たなばたの絵?」
小学一年生の息子が見たのはこれ。

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織り姫でもなく、彦星でもなく、
少年二人に、白い鳥とブロッコリーのようなみどりの物体。
たしかに星はささやかにありますが。


これ、『銀河鉄道の夜』なんです。
個展の時のもの。

銀河鉄道なのに、汽車がない。
星空でもない。
でも、私のイメージでは『銀河鉄道の夜』なんです。

息子はどうしてこれを「たなばた」だと思ったのか。
この鳥とブロッコリー的なみどりの連なるさまに、なんとなく天の川を思い起こしているとしたら、
たぶんそれは母さんの頭のなかと一緒なのよ。

天の川を鳥で表現しよう!などと意識して描いたわけではさらさらなく、
ぼんやりとした、でもずっと昔から私の真ん中にあるようなイメージが、
こんな姿になってでてきたという感じ。
そして、息子もまた、ぼんやりとしたイメージから「たなばた」と、思いついたのだとしたら…。

似てるところも、たまにはあるのね。
母は嬉しいよ。
うすぼんやりとしたフィーリングで日々生活している親子であります。
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先日の展示では色鉛筆メインの絵なんて描きましたが、もともとはラフ用にしか使っていなかったのです。
だからあまりたくさん持っていません。

私は色鉛筆をセット買いせず、必要な時に必要な色を、
一番そのときのイメージに近い色、感触を探して1〜3本ずつ買うので、
メーカーもシリーズもごちゃごちゃな鉛筆たちが筆箱の中につめこまれています。
多くのメーカーからまったくの独断で選ばれ、招集された、いわば精鋭たちのドリームチーム、
そう、イワガミ・ジャパンであります。

今入ってるのはこれで全部。
色鉛筆を混色して着彩したりしないので色数は多く必要ないのです。
ステッドラーにホルベイン、カランダッシュ、カリスマカラー、ファーバーカステル、あとはトンボ
かな?
このトンボかなにかのirojitenというニュアンスカラーのセットみたいなのは別に持っているので、たまには登場するかしら。
多いのはステッドラーのシリーズが二つ。これも含めて水彩色鉛筆が多いです。
水は使わないけれど、描き心地が柔らかすぎなくて私にはちょうどいい。

硬めなんだけど色のノリが良い、という難しそうな状態が理想的。
その描き心地に加えて、イメージにぴったりの色を探すため、バラ売りの色鉛筆コーナーで試し書きに没頭する時間は至福。
でも、明確に必要な色がある時にしか行きません。
だって、きれいな色がたくさんあって迷ってしまうもの。。。
色鉛筆や絵の具のバラ売りコーナーは色の迷宮。
イワガミ・ジャパンに迷いは禁物。
これからも即戦力をそろえていきます。
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新年度がスタートしてから、それなりに忙しくも充実した毎日を送れています。
・・・と、思い込むことはすくなくとも出来ています(笑)。

若者とは言えない年齢になってずいぶん経ち、
でも、すべてを成し遂げたかのような熟年にも達しておらず。

そんな日々を、
それなりの経験でやりくりしながら
それなりのワクワク感をもって、何かを目指して生活できるといいのかな。


幸か不幸か、
私は年齢の割には、身の回りのいろんな状況において未熟者の立場ですから
今、やるべきことだけはたくさんあるのです。
健康でいないと、だな。


写真は関係ないけれど、
先日、息子と上野動物園に行ったときに出会ったオニオオハシ。
はじめてこの鳥を見たのは学生の頃、ブラジルで。
この鳥はブラジルではTUCANOとよばれ、国鳥になっているそうです。
サンパウロ郊外の日系人家庭に数日お世話になった時、
庭に鳥小屋があって、これと金剛インコって極彩色の大きいインコたちが飼われていて、
嬉しくてかまっていたら、この大きなくちばしで指をパックンとかまれました...という思い出。

ブラジルのTUCANOと上野動物園のオニオオハシ。
私の過去と今。
またいつか別の場所で会えるかしら。
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5月。

いつも利用しているスタバの窓際席からの眺めも、新緑がみずみずしく。

この連休は特に遠出することもなく、
いつも通りの生活と、お仕事と。

久しぶりに本を一気読みできたことが、満足。

息子が小学生になり、新生活と少しチャレンジな仕事が同時にはじまって、
日々、細々とした用事がつみ重なっているような暮らしですが、
風通しよく、清々しい心持ちですごしたいな。

少し立ち止まって、深呼吸できそうな、ゴールデンウィーク。
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お仕事では資料をいただいて描くことが多いのですが
オリジナルでは、ほぼ頭の中のイメージだけで、時には下描きなしの一発勝負で描いたりしています。

それが今の一枚は資料をたくさん見て、ラフ起こして、下描きして…と。
でも、やればやるほどうまくいかなくなるような。
あれ?
何を描きたかったんだけ?
そうして、3分の1ほど塗り進めたところで断念。
描き直し。

そんなものです。
そうして資料を離れて、ラフだけ見て、しかもチラ見くらいで描く。

そんなものです。
そうして色を塗ってみる。けれどもなんだかしっくりこない。
だからまた一から塗り直してみる。

そんなものです。

ゆるやかな小川に浮かぶ、葉っぱの小舟が
岸に近づいては離れ、離れては近寄りながらただよって、
なかなか手に取れないような。
そう、
まだまだ、手には届かないのです。
今日も明日もあさっても、そう簡単には手に取れない。
それでも、見失わないように追いながら
緩やかな流れとともに、その小舟と一緒にあるいていくのです。

そんなものです。
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わたし、イヌ。
いわがみさんちの実家で最近飼われてるの。

わたし、右前脚が悪くてね。
普段は三本の足で暮らしてるんだけど、でも走ったりジャンプだってできるのよ。

わたし、前のことはよくわからないんだけど、迷い犬っていうのかしらね。
この家にはじめて来たのは数ヶ月前。
お庭にたまたま居心地良さそうな空き家の犬小屋があったからね、入ってみたの。

それは一年くらい前に亡くなったここのお家のワンちゃんの小屋だったらしいんだけど、
わたし、もっと体が小さいし、ぴったりなのよね。
で、ちょっと休んでたの。

そしたらその時、年に数回しか帰ってこないここのうちの次女がたまたま居てね。
昔の同僚の人も遊びに来てたの。
で、この二人はたまたま動物のお医者さんだったもんだから、小屋にいたわたしのこと見つけて、
足をみてくれたりしたわけ。
足は以前からこの状態みたいだし、居場所もないみたいだしどうしよう、とか心配してくれて。

そしたら、ここのうちのお母さんは、もう犬を飼うつもりはなかったみたいなんだけど、
たまたまこの日が亡くなったここのお父さんの月命日だったらしくて、なんだか縁を感じてくれたみたい。
それで、このお家で飼われることになったっていうわけ。

わたしの名前はね、あいちゃん、だって。

わたし足がこんなだし、ここはけっこうな町外れの村みたいなとこだし、
捨てられちゃったのかしらね〜なんて言われたりもしてるんだけど、
でも、なんだかいろんなたまたまが重なっておうちが見つかったわたしってすごい運の持ち主だよって、
長女がこの間子どもと東京から帰ってきて話してたわ。

だから、
わたし、あいちゃん。
お母さんがくれた毛布のうえで今日もしずかに寝ています。
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