読書の記録。

読書時間がめっきり減った。
ひとつにはテレビのせい。もうひとつは図書館で久しぶりに児童文学を借りたら
思いのほか進まない…。児童文学はすきなのだけど、今は違う気分ならしい。
というわけで↓を読んだのは半月くらいまえかしら…。


『グレート・ギャツビー』スコット・フィッツジェラルド著 村上春樹訳 

映画の『華麗なるギャツビー』は大好きなので
私の中でギャツビーはロバート・レッドフォードだし、デイジーはミア・ファローでしかなくて。
なので、読んでいてもどうしてもそのイメージからは離れられなかった。
でも、そのイメージと全然ちがう!ということもなく、むしろ雰囲気はそのままだったと思う。

しかし、巻末のあとがきを読むと村上氏はこの作品に大きな思い入れがあり、
「これまでの人生で巡り会ったもっとも重要な本」らしく、翻訳にもかなりの力を注いだようだ。
私はこの物語がストーリーとしてとってもよく出来ているなと思うのだけど(エラそうですが。)、
村上氏によれば素晴らしさの大きな要因は、その美しい言葉の響きなのだとか。
なので翻訳もその点を苦心したとのこと。

とっても読みやすかった。


『久世塾』塾長・久世光彦

『寺内貫太郎一家』や『時間ですよ』の演出で知られる、2006年に亡くなった久世光彦氏。
氏が塾長となって、2000年の夏に一度だけ、脚本家養成のための久世塾というのがあったらしい。
担任による毎回の授業+第一線で活躍する脚本家などの講義。
そのゲスト講義の様子をまとめた本。

私はもちろん脚本家になりたいわけでもなんでもないのだが、以前お仕事をさせてもらった
編集の方に「いわがみさん『寺内~』好きなら…」といただいた。

視聴率というものさしを掲げられて、かつ自分の訴えたいことを自分らしく描いていく
脚本家という仕事についてのあれこれ話は、「ふむふむ」とうなずくことばかり。
なかでも内館牧子氏と糸井重里氏の話はやっぱり分かりやすくて納得。
自分の中から絞りだすようにして創ること、
それを受け取る相手のことを考えること、
そしてそれを仕事にしていくこと、
その一つ一つを改めて考えさせられる一冊だった。また時間が経ったら読み返そう。
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by ayako-iwagami | 2008-11-17 20:15 | 読んだもの。 | Comments(0)