読書の記録。

目がショボショボになる前に読んでいたのが、

『ジェーン・エア(上・下) 』C・ブロンテ著  大久保 康雄訳
いわゆる名作といわれるものを読んでいきたい気分で。
これはハタチ前くらいに読んだものの再読。
時代をさかのぼったヨーロッパが舞台のものはそれだけで大好物であります。

地味な風貌で幼いころから虐げられた生活をしてきた主人公が
潔い精神と知性とで自分の人生を切り開いていくっていう内容が私にはしっくりきて、
初めて読んだときに、とても気に入ったのだった。
その、堅物な主人公が恋なんてしてしまってかなりロマンチックな物語になっていくのだけれど
相手の男性がまた不細工で。

ことあるごとに聖書の引用が出てきたり、ジェーンの堅物な思考とか、時代を感じるな~
と思ったら、解説によると
当時は、女性から愛を告白するなんて!小説のヒロインとその相手が美しくないなんて!
と、かなり物議をかもしだしたそうな。
時代を先ゆく内容だったのね。

若いころ読んだときには「エアさん、頑張れ!」と主人公に入れ込んでたのですが
今回の再読では周りの登場人物の人生が気になったりして。
「この人、この先どうするんだ?」とか。
私も大人になったのかしらね。どうかしら。



大久保康雄氏の訳は古風なのだけど、その古めかしい言い回しで
物語の世界に入り込める気がするので、私は好き。
最近は、より口語的な「名作」の新訳がいろいろ出ているようだけれど
もしかしたらそのほうが全体的に読みやすかったり、登場人物の心情に自身を重ねたりしやすいのかもしれない。
そういえばこの間よんだ『The Catcher in the Rye』ははじめに別の人の訳を詠み始めたのだけど
私には読みづらくて、この村上春樹訳を読み直したのでした。
次は村上春樹訳の『グレート・ギャツビー』を読んでみたい。
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by ayako-iwagami | 2008-10-07 23:03 | 読んだもの。 | Comments(0)