図書館で借りた、こどもの本。

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息子も2年生になりました。
でもまだ続く寝る前の読み聞かせ。嫌がられるまでは続けます…きっと(笑)。
今回のセレクトはすべて私。
その中から、息子が「読んで」と興味を得た順にご紹介。

『空とぶライオン』
(佐野洋子 作・絵)
『百万回生きたねこ』の佐野洋子さんの絵本。
ライオンのお話しなんだけれどやっぱりねこが出てきます。
ねこたちに「さすがライオン!立派!」と持ち上げられ、期待され。
それに応え、彼らをもてなすために無理をしてしまうライオン。
プライドとかではなく、相手の期待に「NO」と言えない気弱なライオンの姿が
妙に人間味があるのです。
ただ、ねことライオンとのやり取りだけなのに、とても心にしみる、
淋しさとか哀愁とかそうゆうものが伝わってくることが、佐野さんの作品が愛される理由でしょうか。
そのうえ、この本はすべてのページが色彩が美しかった。淡い色のページ、深い色のページ、
いろいろあるのだけれど、どれもいい色だなと思いました。

『ワニぼうのこいのぼり』
(内田麟太郎・文/高畠純・絵)
今月、近所で高畠さんのいらっしゃるイベントがあるんですって。
申し込みたいなと思いながら、借りてみた本。
絵本だけでなく児童書でもたくさんの挿絵を描かれています。
このワニぼう、今まで私があまり借りないタイプの、でもすごく絵本らしい絵本!
ワニの一家が鯉のぼりならぬ、ワニのぼりになって、そうしたら近所のいろんな動物一家も
みんなネコのぼりとかイヌのぼりとかになって…みたいな。
単純なんだけど、なんだかおかしいの。
息子も「ぷっ」って笑っていました。絵本を読んで一緒に笑えるっていうのもいいものですね。

『ねむれないふくろうオルガ』
(ルイス・スロボドキン作/三原泉・訳)
表紙の色とタイトルが好みで借りてみました。
文字通りねむれないふくろうのオルガを寝かせてあげるために
みんなが自分の眠るすべを伝授していくのだけれど…
夜のお話しなのに、水色と小さな線画で描かれていて、
それがかえって静けさや、動物たちの愛らしさを感じさせてくれる本。
オルガ、最後は眠れてよかったね。

『くうき』
(まどみちお・作/ささめやゆき・絵)
2月に104歳でお亡くなりになった、まどみちおさん。
私の小学生の頃の国語の教科書にもまどさんの詩があって、
よく音読をしていたことを覚えています。
この絵本はまどさんの「くうき」という詩にささめやさんが絵をつけて絵本化したもの。
「ぼくの 胸のなかに
 いま はいってきたのは 
 いままで ママの胸の中にいた空気」
の一節からはじまり、この「くうき」は
身の回りの、世界中の、小さな、大きな、生き物たちを
めぐりめぐっている…というような内容で、
その、だんだんつながりの範囲が大きくなっていく感じがすごく温かくて雄大。
絵のささめやさんは「くうき」という目に見えないものを表現する難しさを感じられたそうですが、
くうきでありながら、温かいそのつながりのようなものを
詩に寄り添うように描かれていると思います。
こうゆう、一種の「気づき」を与えてくれる作品には
子どもも新鮮な感動を覚えたような表情をするので、その様子を見るのもまたおもしろいのです。
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by ayako-iwagami | 2014-04-12 12:00 | こどもの本。