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図書館で借りた、こどもの本。

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一人で本が読めるようになった息子に
それでも読み聞かせをしたくて…というよりは自分が絵本を読みたくて、
やっぱり借りてきた絵本!
思いかえすと子どもの頃の私は児童書はそこそこ読んでいたけれど
絵本をほとんど読んでいないのです。
だから何十年もののベストセラーも新鮮。
自分の好み独断で、これからも選んで読んで聞かせようっと。
半ば押し付けではありますが…嫌がられないうちはそれも良しとすることに。

『りすのはなし』
(ブライアン・ワイルドスミス 作)
なんてことないリスの生活の話。
見どころはやはり絵。
ワイルドスミスの絵は大胆なタッチと繊細な描写の同居しているところが魅力。
特にこの本は繊細さが際立っているように感じます。とっても素敵だった。

『いつもとなりにねこじゃらし』
(伊沢尚子・文 /五十嵐大介・絵)
1冊ねこじゃらし?!って思うのですけれど、
東京の住宅地に住んでいると子どもにとって身近な植物といったら、やっぱりねこじゃらしなのです。
ダンゴムシにねこじゃらし、
それしかないの?言いたくなるほど学校帰りに持って帰ってくるのだけれど
残念ながら、それしかないのよね。
かがくのともの本書はそんなねこじゃらしをじっくり観察したり、より身近に感じられるような本。

『きんいろのしか』
(バングラディッシュ昔話:石井桃子・再話/秋野不矩・絵)
秋野不矩さんの絵がすばらしい。
物語はアジアの昔話らしく幻想的で子どもに媚びない感じ。
欲に目のくらんだ王様と正直者のヤギ飼いの少年と神秘的なきんいろのしかの物語。
日本画の顔料なのかなあ、翡翠みたいなグリーンがとてもきれい。
渋いんだけれど、物語の雰囲気に合っていて、
そうゆうものも子どもはちゃんと感じているようだし、
この先もこういった絵柄の上質な絵本が作られることを望みます。

『ペツエッティーノ』
(レオ・レオニ・作 / 谷川俊太郎・訳)
「レオ・レオニ展」で原画を見て、すごく気になったお話しだったので借りてみた。
息子は表紙を見るなり、「なんだこれ?きもちわるい!」と。。
確かに何の姿だか分からないものが気持ち悪く見えるのね。
でも読んでいくとそんな違和感もなくなって、受け入れられたようです。
お話しは、自分はなにかの「ぶぶんひん」だと思うものが、
いったい自分は何の一部なのかと自分を探す物語。
シルヴァスタインの『ぼくを探しに』に似ているんだけど、どうだろう。
私は好き。
by ayako-iwagami | 2013-10-04 12:00 | こどもの本。