個展レビュー:作品no.17

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『イーカロスの翼』
ハンス・バウマン 作

イカロスの翼といえば、歌で知っているエピソードだったりします。
歌はギリシャ神話に伝わるイカロスの伝説がもとになっており、
この物語もそう。神話好きには楽しめます。
アテーナに住むイカロスの父ダイダロスは偉大な大工というか発明家。
あることがきっかけで二人はクレータ国に逃げる。
クレータ国には毎年アテーナから少年少女14人がいけにえとして送られ、
地底の迷宮に住む怪物ミーノタウロスにささげられているが、
その迷宮をかつて作ったのはダイタロスだった。
そこから物語が展開して。
つまり、イカロスが太陽に向かって落ちてしまうまでの物語なのです。


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マニアックなセレクトでした…。
この本は小学4年生のときに図書室でかりて、
歯医者さんの待合室で読んだことを、なぜか覚えています。
当時の私にしては厚くて活字も小さめの、大作に挑んだ感がありました。
ですから、大人が読んでも十分面白いのです。
ほかのセレクト本と違って闊達な子供の生活などとは無縁。
神話好き・古代文明好きにはたまらない設定、ミステリアスな物語。

古代のロマンを感じながらも時代ならではの残酷な運命もあり。
その渦に飲み込まれてくイカロスの透明感ある心持ちを表現しようとしたら
こんな色使いになりました。
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